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「ばかたれーっ!」 広島県が出したメッセージに思わず涙する人が続出!その理由とは

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2020年12月、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染はいまだに収まりません。

同月21日には、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県の知事が、年末年始の帰省の自粛や混雑回避を呼びかけました。

移動手段が密になったり、実家に高齢者がいたりする場合、帰省を避けるといった考えの人が多いでしょう。

そんな人々に向けて、広島県観光連盟が首都圏に出した広島県民へのメッセージが、「広島県出身者じゃないのに泣ける」などとしてネット上で話題になっています。

「ばかたれーっ!」の後に続く言葉に涙

ほんまじゃったら「帰ってきんさい」って帰省を応援するメッセージにしようと思っとったんよ。けど最近またコロナが大変なことになっとるじゃろ?

じゃけぇ皆で考えて、このやりきれん気持ちを「ばかたれーっ!」ってぶつけた後に、みんなに届けたい正直な気持ちを伝えさせてもらうことにしたんよ。

そんな制作エピソードとともに、東京駅をはじめとした6駅に掲示されたメッセージがこちらです。

ばかたれーっ!

ふーっ、ふーっ……いきなり取り乱して大変失礼しました。広島観光連盟です。

実はわたしたち、東京に住む同郷のみなさんへ、「帰っておいで」と規制応援のメッセージをお届けする予定でした。でもまたコロナウイルスのせいで、お蔵入りに……。

一体いつになったらみんなに安心して帰っておいでと言えるのか。本当に寂しくて、悔しい想いです。だから、今回ばかりは叫ばせてくれませんか。コロナウイルスのばかたれーっ!!わしらは負けんけえー!!!!…って。東京に暮らしている広島人のみなさん、なかなか会えんのは寂しいけれど、こっちはこんな感じで元気にやっとるよ。みなさんの帰る場所は、絶対、無くなりゃあせん。じゃけぇもうひと踏ん張り、一緒に頑張ろうや。また会えるのを、待っとるけぇ。

コロナウイルス感染拡大の影響で、「帰省しておいで」とはいえない状況にさびしくて悔しい想いを明かす広島観光連盟。

しかし「帰る場所は絶対になくならない。一緒に頑張ろう」と、掲示を見る人を励ましました。

広告を作るにあたって、広島観光連盟はこのようにコメントしています。

あー、ほんま、いつになったら「帰ってきんさい」っていえるようになるんじゃろうか。みんないうとるよ、ほんまにはよ収まって欲しいね、はよみんなに会いたいね、って。これは、紛れもない広島に住んどるみんなの思いじゃけえ。

東京のみんな、届いとるじゃろうか?わしらも頑張っとるけぇね!負けんさんなよ~!

掲示を見た人たちからは「優しい言葉にグッときた」「目の奥が熱くなりました」「ウルっとした。これはいい広告」などの声が寄せられていました。

掲載期間は同月27日まで。きっとこの広告を見た多くの人が故郷が恋しくなり、帰れない状況を悔しく思うことでしょう。

2021年の年末は、「帰省しておいで」といえるような状況になっていることを願いたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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