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調理直後の熱したフライパンに水をかける行為が? 「自粛します」「四半世紀生きて初めて知った」

By - grape編集部  公開:  更新:

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フライパンで料理をした直後、熱を冷ますため、水道水をかける人もいるのではないでしょうか。

「実はその手入れはよくない」と、新潟県燕(つばめ)市にある、調理用品を取り扱う『和平フレイズ株式会社』のTwitterアカウント(@waheifreiz)が注意を促しています。

調理後すぐ、フライパンに水をかける時に鳴る音の「ジュ〜ッ」は、悲鳴。

どのような状況かというと、写真のような行為を指します。

「えっ、そうなの?」と驚いてしまいますよね。同社に、調理直後に水をかけるのがNGな理由などを聞きました。

調理直後の水かけにより、フライパンが傷みやすくなる

ホームセンターなどで目にするフライパンは、『フッ素樹脂加工』と呼ばれる素材で作られているのが一般的。この素材が持つ、特性が原因で傷みやすくなるといいます。

フッ素樹脂加工のフライパンの場合、熱で金属は膨張します。

火から下ろして熱々になっているフライパンに大量の水をかけると、ぎゅっと収縮するため、表面の加工が傷みやすくなります。

傷んだ箇所からこびりつきが発生し、その後も続けていると、劣化が早まり、コーティング自体の剥がれにつながります。

焦げが取りやすくなったり、洗い物がしやすくなったりと、ついやりがちな、熱々のフライパンに水をかける行為。

ですが、劣化につながり、長持ちしない要因になっていたのですね。

「水をかけないと、洗えないのでは…」と思ってしまいそうですが、同社はこんなことに気を付ければ大丈夫だと説明しています。

水をかけて急に冷やすのではなく、2分程度放置してください。

その後、柔らかいスポンジと中性洗剤で洗うといいでしょう。

包丁やまな板などを洗ったり、食べる準備をしていたりすると、あっという間にフライパンは冷めていることでしょう。

フライパンの適切な使い方は?

自宅で料理をする習慣があると、フライパンの使用頻度は高まりますよね。

長持ちさせるため、同社は「火加減の調整が重要」だと教えてくれました。

急激な温度上昇が起こらないように、中火以下の火力でフライパンを使用することを心がけましょう。

予熱がある場合、空炊きをしすぎず、木製や耐熱樹脂製のへらやトングといったツールを。金属のツールを使うなら、角が丸く、滑らかなものを選んでください。

「早く熱が通るから」と考え、強火で調理する人もいるのではないでしょうか。

ですが、料理が焦げやすくなったり、フライパンの劣化につながったり…と考えると、日頃から中火で調理するのがよいといえそうですね。

同社が明かしたフライパンの使い方に、多くの人が新たな発見をしたようです。

・ためになる情報…。次にフライパンを使う時から気を付けたいです。

・四半世紀生きてきて、初めて知りました。

・だからフライパンがすぐダメになっていたのか…。あの音を聞くのが好きでしたが、自粛します。

調理直後に水をかけると、洗いやすくなり、料理で散らかったキッチンをすぐに片付けられる利点があります。

ですが、正しい扱い方をすることで、物を大事にできるといえるのでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@waheifreiz

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