『言わぬが花』の意味と由来 似た意味のことわざ3つ!
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『言わぬが花』は、『余計な口を出さない』ということを表現するために使用されることわざです。
謙虚さが美徳とされる、日本人特有の相手を傷つけないための『暖昧さ』を表現したことわざといえるでしょう。
当記事では、『言わぬが花』の意味や使い方に加えて、類似のことわざや英語表現などを紹介します。
ことわざの意味を改めて確認し、さらに知識を深めましょう!
『言わぬが花』の意味と由来とは?
『言わぬが花』は、『余計なことは口に出さないほうが、得をする場合もある』という意味のことわざです。
すべてを言葉にしてしまうと、言葉の内容によっては受け取り手が不快に思ったり残念に思ったりすることがあります。
また、すべてをいわないほうが想像をかき立てられる場合もあるでしょう。
『言わぬが花』は、江戸中期の浄瑠璃『新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)』の一節にあるセリフ、「三々九度うは言はぬが花嫁」が由来とされています。
歴史を重ね、現在の『言わぬが花』の形に定着しました。
『言わぬが花』の使い方と例文
物事をはっきりと伝えたことで、思いがけず相手を不快にさせてしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
『言わぬが花』は、よい人間関係を築く上での教訓ともいえるでしょう。
下記は、『言わぬが花』の使用例を記したものです。
【使用例】
・新作映画の内容を話したくて仕方ないが、観る予定がある人には言わぬが花だ。
・仲がよい間柄であっても、過度な自慢話は言わぬが花だ。
・周りが愚痴をいっていても、不平不満などは大多数の前では言わぬが花だ。
『言わぬが花』は英語でどう表現する?
『言わぬが花』を英語で表現する時は、下記の表現がよく使われます。
Better leave it unsaid.
英語表現を翻訳すると、『話さないほうが身のためである』とストレートな表現となっています。
意味合いは似ているものの、「いわないほうが得をする場合もある」という日本語の意味とは、やや考え方が異なっています。
日本語と英語表現を見比べると、言語の難しさや価値観の違いに面白味や魅力を感じられるでしょう。
『言わぬが花』と似た意味のことわざ3選!
以下では、『言わぬが花』の類語でよく使われることわざを3つ紹介します。
似た意味のことわざ1:言わぬは言うに勝る
はっきりいうよりも口に出さないほうが、かえって得策であること。
【例文】
2人はお互いのことを分かり合っていて、何も話さないほうが物事がうまく進んでいる。まさに『言わぬは言うに勝る』を体現した関係性だ。
似た意味のことわざ2:知らぬが仏
不快な出来事を知ると、憤りや不安が出てくるが、何も知らないうちは仏のように平穏な気持ちでいられること。
【例文】
彼が不倫していることを彼女はまだ知らないみたい。『知らぬが仏』とはこういうことなんだな。
似た意味のことわざ3:口は禍の元
うっかりいってしまったことがきっかけで、災難がふりかかること。
【例文】
上司に対して強い口調で物事をいった彼は、次の日上司から怒られていた。『口は禍の元』という場面を見てしまったよ。
自分の考えや気持ちを言葉にすることも大切にしよう!
『言わぬが花』は、『余韻を残し、相手の想像力にまかせる』という意味合いでも使用されます。
しかし、自分の意見や伝えたい想いがある場合には、ことわざにならった行動をしないようにしましょう。
心の内にしまった想いは、言葉にしないと相手に伝わりません。
例えいいづらいことでも、自分の考えや気持ちは言葉にすることが大切ですよ。
失礼な伝え方にはならないよう、相手に配慮した言い方を心掛けてくださいね!
まとめ
『言わぬが花』は、思ったことをあえて口にしないことで、相手を傷つけないという日本人特有の謙虚さを表しています。
英語では身を守るために『余計なことはいわない』という意味合いが強く、英語文化との価値観の違いが感じられます。
『言わぬが花』のように沈黙も大切ですが、人の想いをすべて察することはできません。
必要な場面では言葉を口に出して、相手に自分の気持ちを伝えましょう!
[文・構成/grape編集部]