「人鳥」なんて読む? ヒントはよちよち歩きのアレ
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即答できたらすごい! 『お茶を濁す』の『お茶』の正体は…普段の会話でも、何気なく使っている慣用句ですが、由来となると分からない人もいるのではないでしょうか。 本記事では、知ればより使いたくなる、3つの慣用句の由来をご紹介します!

「え、そうだったの?」「今まで間違えてた…」 意外と知らない『言葉』の本当の意味誤用されやすい言葉である『役不足』『さわり』『俄然』。あなたはいくつ正解しましたか?正しい意味を紹介します。
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「人鳥」。この漢字をあらわす動物はなんでしょう。
「ひとどり」「にんちょう」。そんな鳥はいたでしょうか…。じつは、みなさんも絶対に見たことがあるはずの動物です!
ヒントは、動物園や水族館で人気のアイドル的存在、よちよち歩き、つぶらな瞳…。
理由になるほど! 答えは「ぺんぎん」
※写真はイメージ
立ち上がって二足歩行する姿が人間のように見えたことから、「人のような鳥」という意味合いで「人鳥」という漢字をあてたそう。読み方はじんちょう 。
中国語で「つま先で立つガチョウ」に由来した「企鵝(きが)」という書き方もあります。
たしかに言われてみれば、あれだけ背筋をピーンと伸ばしているような鳥は珍しく、お腹のぽっこりした人がエッサホイサと歩いているように見えるかも…。
ただ、これも直立状態で歩行しているわけではなく、膝を90度に曲げて空気椅子のような状態で歩いているのだそうです。
ペンギンはイクメン
ちなみに、皇帝ペンギンはメスの産んだ卵をオスが孵化するまであたため続ける「イクメンな鳥」で知られています。それも2〜3か月ほど飲まず食わずで立ったまま。絶食状態で最終的にはへろへろに!
そのあいだメスは何をしているかというと、ヒナのために遠くまで泳いでエサを獲ってくるのだそうです。
しかもこれらが行われているのは、冬期の平均気温マイナス50度の強い風が吹く南極大陸の環境下ですから、皇帝ペンギンは鳥のなかでももっとも過酷な子育てをする鳥とも言われています。
あの愛らしい姿からは想像できないほど、ハードモードな育児体制。
そんな背景も頭にいれながら動物園や水族館へ行くと、ペンギンたちへの見る目が少し変わりそうですね。
[文・構成/grape編集部]