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ラップとビニール手袋を常備して! 災害時に役立つ『あの対策』に「知らなかった!」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

梅雨前線の活動が活発になったことで、広い範囲で災害級の大雨に見舞われた2023年6月。

災害時の備えについて、今一度見直そうと考える人も多いでしょう。

自然災害が発生した場合、食中毒にも注意が必要なことをご存じですか。

「災害時も食中毒への備えを!」内閣府が呼びかけ

内閣府の食品安全委員会によると、災害が発生しライフラインが寸断することで、食品の低温管理や、衛生的な水の確保が難しくなり、食中毒が発生しやすくなるとのこと。

災害時の食中毒対策として、細菌を『つけない』『ふやさない』『やっつける』の3段階で紹介しています。

1.細菌を『つけない』

食中毒は、細菌やウイルスが付着した食べ物を口にすることで、下痢や腹痛などの症状を引き起こす病気です。

ウイルスを付着させないために、調理や食事の前には、なるべく手を洗うようにしましょう。

もし水が十分に確保できず、手を洗うことが難しい場合には、ウエットティッシュやおしぼりで汚れを落としたり、アルコール消毒を行ったりしてください。

食品を直接手で触らないよう、ラップやビニール手袋などを準備しておくことも効果的だといいます。

※写真はイメージ

2.細菌を『ふやさない』

停電などにより運転が止まった冷蔵庫の中の食品は、細菌が繁殖している可能性があるため、なるべく食べないでください。

炊き出しの食事なども、長時間常温に置かれると細菌が繁殖する可能性があるため、早めに食べましょう。

常温で保存可能な食品と水をストックローテーションしておくと安心です。

3.細菌を『やっつける』

細菌やウイルス、寄生虫は、加熱によって死滅するといわれています。

生鮮食品、特に生の肉類などは、十分な加熱が必要です。

また、くみ置きをして古くなった水や、未殺菌の井戸水を飲む場合には煮沸しましょう。

災害時には、まず身の安全の確保が最優先になります。

しかし、せっかく安全に避難することができても、食中毒に感染してしまえば、命に関わる事態になりかねません。

災害時の食中毒対策についてもよく確認し、万一の場合に備えましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
内閣府 食品安全委員会

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