消費期限と賞味期限 どう違う? 正解に「勘違いしてた」「それか」
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SDGsが注目される今、日々の生活の中で意識したいのが「食品ロス削減」です。食べ物を無駄なく消費するためには、「いつまで食べられるのか」を正しく把握することが大切。
「人や自然にやさしいサステナブルな暮らしの情報」をテーマにさまざまなアイディアを発信する花王の公式Instagramアカウント「花王」(Kao Corporation)より、賞味期限と消費期限の違いについて紹介します。
賞味期限切れですぐに食品を捨てるのはもったいない!
食品には、賞味期限や消費期限が設定されています。自宅のパントリーから期限切れの食品が発見された時、「食べられなくなってしまった…」とゴミにしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、実は食品に記載されている期限の種類によっては、期限切れ後であっても食べられるケースも多くあるのです。
そもそも賞味期限とは、傷みにくい食品に表示されているもの。「袋や容器を開封せず、適切な方法で保管されていた場合においしく食べられる期限」を意味します。期限切れ後しばらくであれば、多少風味が劣る可能性はあるものの、身体に害を与える恐れはないでしょう。
賞味期限は、インスタントラーメンやスナック菓子、缶詰などによく記載されています。
安全に食べられる期限を示す消費期限
一方で消費期限とは、「袋や容器を開封せず、適切な方法で保管されていた場合に安全に食べられる期限」を意味するもの。賞味期限とは違って、期限切れ後の食品の安全性は保障されません。見た目には問題がなさそうに見えていても、食べないほうがよいでしょう。
消費期限が表示されているのは、お弁当やおにぎり、生のお肉や魚など、傷みやすい食品です。買い物をする時には、どちらの期限が表示されているのかにも、ぜひ注目してみてください。
食料品ごとに適した保存を
生のお肉や魚などの傷みやすい素材は、冷蔵庫の中でもより温度が低いチルド室で保存すると、より鮮度を保つことができます。早めに冷凍してしまうのもおすすめ。
1回の使用量ごとに分けたら空気に触れないようにラップで包み、冷凍するといいでしょう。解凍する時は、電子レンジではなく冷蔵庫に移してゆっくりと解凍すると、よりおいしく食べることができます。
また、野菜や果物などは賞味期限や消費期限が書かれていないものが多いため、保存方法やいつまでおいしく食べられるのか、迷ってしまう人も多いでしょう。
基本的に、野菜は冷蔵庫内の乾燥や野菜そのものから出る水分で痛みがち。そのため、そういった要素をなるべく排除できる保存方法が求められます。
物によっては冷蔵庫ではなく冷暗所が適しているものもあるため、食材ごとに一度調べてみるといいでしょう。
花王の公式アカウントでは、食べきれない食品を無駄にしないための工夫として、「フードバンクへの寄贈」もおすすめしています。どのような食品を受け入れてもらえるのかは、フードバンクによっても異なるため、事前に情報を集めておきましょう。
ウェブサイト上で「地域名 フードバンク」と入力して検索すれば、お住まいの地域にて活動する団体が見つかるはずです。食品ロスを減らすための取り組みを、スタートしてみましょう。
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[文・構成/grape編集部]