凍らせたお茶に沈殿物? 発生の原因に「正体それか」「安心しました」
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- 出典
- サントリー公式サイト
凍らせる前は何の変哲もない普通のお茶だったはずなのに、一度凍らせた後に溶かしたら茶葉のような沈殿物が…。「凍らせる前は液体だけだったのに」と不安になるかもしれません。
飲んでも大丈夫なものなのか、そもそもこの沈殿物は何なのか、分からないままでは不安ですよね。
飲料メーカーであるサントリーの公式サイトで、その答えが明らかにされています。
お茶を凍らせると現れる沈殿物の正体
凍らせたお茶を解凍して現れた沈殿物。これはサントリーによると、お茶の微細な成分が沈殿したものなのだとか。普段はとても微細な状態で目に見えないものの、凍結を経て見えるようになったということです。
この現象はお茶の成分が「析出」することによってかたまりになるため起こるのだとか。析出とは、とても簡単にいうと「液体に含まれていた成分(物質)が固体になって現れる現象」にあたります。
つまり、お茶の成分が凍結を経て析出し、かたまりになって現れたものが沈殿物になったということですね。
こんな沈殿物はアウト!
一度凍らせたお茶だからといって、沈殿物すべてが安全なわけではありません。なかには飲んではいけない状態になっていることもあります。
開封してから時間が経ったお茶に黒い沈殿物が増えていたり、または表面に浮かんでいるのなら、それはお茶の成分ではなく、いわばカビである可能性が高いです。開封して劣化が進んだお茶にカビが発生してしまっている状態ですので、決して飲まないでください。
また、同様に開封してあったお茶にゼリー状の沈殿物が増えていたり、どことなくとろみが付いているような状態になっていたら、それも飲んではいけません。腐敗が進んでいる証拠だからです。
この場合、ゼリー状になっていないため分かりづらい時があります。開封してからしばらく経った飲料を飲む時にはニオイをかいだり、コップに移して妙なとろみが付いていないか見てみたりするなど、念のため確認してみることをおすすめします。
未開封ならお茶の成分、開封してしばらく経つなら確認が必要。そう考えておくと分かりやすくなりそうです。ちょっとした豆知識と確認で、これからも安全でおいしいお茶を楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]