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賞味期限があるガムとないガム、違いは何? 事実に「そうだったのか!」

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

皆さんは、ほとんどのガムに賞味期限がないことを知っていますか。「食品なのに、大丈夫なのかな」と不安に感じたことがある人もいるかもしれません。しかし、「賞味期限がない」ことにはきちんと理由があります。

ほとんどのガムに賞味期限がない理由を、株式会社 明治が公式ホームページで解説していたのでご紹介します。

ほとんどのガムに賞味期限がない理由

ガムの原料は、ガムベース・糖類・香料など、時間が経っても変質しにくい物質からできています。また、ガムの原料には、水分がほとんど含まれていません。

このように、ガムは長期的に品質を保てる原料で作られているため、賞味期限の省略が認められています。

とはいえ、高温多湿や直射日光の当たる場所で長期間保存されていた場合は品質が落ちる可能性があるため、早めに食べるよう心がけましょう。

賞味期限の表示が義務付けられているガム

特定保健用食品に分類されるガムは、賞味期限の表示が義務付けられています。現在、株式会社 明治では、特定保健用食品のガムの製造・販売はしていません。

特定保健用食品とは

「特定保健用食品(特保)」とは、身体の健康によい影響を与える成分を含んでいる食品のことです。特定保健用食品を販売するには、国からの審査を受けて、食品の安全性と効果を証明しなければなりません。

国からの厳しい審査を経て販売許可がおりた食品は、『特定保健用食品のマーク』と『健康によい影響を与える』という旨を、パッケージに表示できるようになります。

特定保健用食品のガム

特定保健用食品の表示が認められているガムには、一体どのようなものがあるのでしょうか。特定保健用食品のガムを2つ紹介します。

リカルデント(モンデリーズ・ジャパン株式会社)

リカルデントは、虫歯の始まりである「脱灰」を抑えて、歯を丈夫にするガムです。脱灰とは、口の中の細菌から生み出される酸や、食べ物・飲み物などに含まれる酸によって、歯のエナメル質の内側からミネラルが溶け出すことをいいます。脱灰の状態が長く続くほど、虫歯のリスクが高まります。

リカルデントに含まれているCPP-ACPという成分は、この脱灰を抑えるだけでなく、脱灰によって溶け出した成分を再び歯の表面に戻す「再石灰化」のはたらきを増強します。また、CPP-ACPによってミネラルが補給された歯は、虫歯の原因となる酸への耐性が強くなります。

キシリトール(株式会社ロッテ)

キシリトールは、虫歯を予防する効果が実証されている天然甘味料です。キシリトールは砂糖と同じ甘味度を持っていますが、キシリトールからは虫歯の原因となる酸が作られないため、キシリトールが原因で虫歯になることはないのです。

また、キシリトールには、フクロノリ摘出物・リン酸・水素カルシウムが含まれています。これらの成分が、歯の溶け出した部分の「再石灰化」を増強するため、歯を丈夫に、健康に保てるようになります。

多くのガムには賞味期限が記載されていない理由と、賞味期限が記載されているガムの違いを紹介しました。ガムを購入する際は、パッケージに賞味期限が記載されているかどうか、確認してみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
株式会社 明治

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