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干し柿の賞味期限と正しい保存方法! カビや腐った時の見分け方やおいしい食べ方も紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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干し柿の写真

※写真はイメージ

「干し柿の賞味期限はどれぐらいかな」「白い粉がついているんだけど食べても大丈夫?」「長持ちさせるためにはどこで保存すればいいんだろう」と、悩んだ経験はありませんか。

干し柿はドライフルーツの1種で、柿の果実を乾燥させたものです。濃厚な甘みが特徴で、保存食としても知られています。また、生では食べられない渋柿も、干し柿にすれば食べられるようになるため、自宅で作る人もいますよね。

しかし、干し柿の賞味期限や保存方法が気になる人も多いでしょう。そこで本記事では、干し柿の賞味期限や保存方法について紹介します。

正しく保存することで、干し柿をより長く楽しめるようになります。おいしい食べ方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

干し柿の賞味期限は保存方法で異なる

干し柿の写真

干し柿は、常温以外にも冷蔵や冷凍して保存でき、保存方法によって賞味期限が異なります。詳しく見ていきましょう。

常温保存した場合|2~3日

干し柿を常温保存した場合は、2~3日しか日持ちしません。

ドライフルーツなのに賞味期限が短いと驚くかもしれませんが、干し柿は水分が残っているとカビが生えやすく、すぐに食べられなくなってしまうのです。そのため、常温保存する場合は、水分がしっかり抜けた干し柿のみにしてください。

常温保存なら、食感や甘みが変化することなくおいしく食べられるため、干し柿や独特の食感が好きな人におすすめです。ただし、干し柿は湿気に弱くカビやすいので、食べる前によく確認してから食べるようにしましょう。

冷蔵保存した場合|1週間~1か月

干し柿は冷蔵保存すれば1週間~1か月はおいしく食べられます。常温に比べると少し賞味期限が長くなりますが、密閉していないと乾燥して固くなってしまうので、正しく保存することが大切です。

また、冷蔵保存する時は、チルド室ではなく野菜室にすると固くなりにくいため、保存する場所にも気を配りましょう。固くなってしまった干し柿は、調理方法を工夫すればおいしく食べられるため、捨てずに活用してください。

冷凍保存した場合|半年~1年

すぐに食べない干し柿は、冷凍保存すると半年~1年ほど保存できます。味や食感、風味もほぼそのままで保存できるため、すぐに食べないぶんは冷凍保存するのがおすすめです。

食べる時は電子レンジで温めたり、常温や冷蔵庫で解凍したりするとおいしく食べられます。賞味期限を気にすることなくいつでもおいしく食べられるので、干し柿を保存したいなら冷凍しておきましょう。

干し柿の正しい保存方法

干し柿の写真

干し柿はカビが生えやすく、固くなりやすいという特徴があります。正しい保存方法を見ていきましょう。

常温保存する場合|風通しのよい冷暗所で保管

干し柿を常温保存するなら、1つずつ個別に包んで風通しのよい冷暗所で保存するのがおすすめです。

ただし、常温保存できるのは、水分がしっかり抜けた干し柿のみ。水分が残っていると、すぐにカビが生えて食べられなくなってしまうので注意してください。

特に自家製のものは水分が残っていることが多く、傷みやすいのでよく乾燥させることが大切です。

ラップやキッチンペーパーなどで1つずつ丁寧に包んだら、風通しのよい場所で保管しましょう。

すぐに食べるぶんだけを常温保存し、残りは冷蔵や冷凍保存しておくと長く楽しめます。少しでも水分が残っていると感じたら、常温保存はやめて冷蔵もしくは冷凍で保存してください。

冷蔵保存する場合|野菜室で保管

干し柿を長く楽しみたいなら、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵保存する時は、1つずつラップやキッチンペーパーで包み、密閉できる容器などに入れて野菜室などで保管しましょう。

干し柿は匂いを吸収しやすいので、にんにくなど香りの強いもののそばは避けて保存します。野菜室に保管すれば、チルド室より温度が高いため干し柿が固くなりにくいです。

密閉容器がない場合は、ジップロックなどの密閉できる保存袋を二重にして保存してみてください。

冷凍保存する場合|個別に包んでから保存袋に入れて冷凍

干し柿がたくさんあって食べきれない場合は、個別に包んでから冷凍しましょう。1つずつラップに包み、ジップロックなど密閉できる保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍するのがポイントです。

個別に包むことで、干し柿が冷凍やけするのを防げます。冷凍やけしてしまうと、味がおちてしまうため、せっかくの干し柿がおいしくなくなってしまうからです。

臭いうつりや乾燥を防ぐために、密閉できる袋に入れた後、空気を抜いて冷凍しておきましょう。

干し柿のカビを見分ける方法

干し柿の写真

干し柿は水分が残っているとカビが生えやすく、腐ってしまいます。カビは色で見分けられるので、詳しい見分け方を確認していきましょう。

青や緑色の場合|カビが生えている

干し柿の表面に青や緑色のブツブツがついている場合は、カビが生えています。斑点状になっている場合や、ふわふわたものがついている場合などがあるので、表面をよく観察しましょう。

カビが生えた干し柿は食べられないので、処分してください。

黒色の場合|タンニンが出ている

干し柿の全体が黒っぽくなっている場合は、カビではなくタンニンという成分なので問題なく食べられます。

干し柿の表面についている黒い斑点は、ポリフェノールの一種である『タンニン』もしくは『タンニン鉄』です。タンニンは乾燥させることで不溶性に変わり、渋みではなく甘みを感じられるようになります。カビではないので、心配せずに食べてください。

白色の場合|カビもしくは柿霜(しそう)

干し柿の表面が白色で覆われている時は、カビで食べられなくなっている時とそうでない時があるので、丁寧に観察してよく見分けることが大切です。

カビの場合はふわふわしている、もしくは斑点状になっていることが多いです。一方、柿霜(しそう)は干し柿の表面に砂糖をまぶしたようについていることが多く、ざらざらしていてカビとは見た目が異なります。

柿霜は糖度が高い証拠で、おいしい干し柿の目安になるものです。カビではないので問題なく食べられます。状態をよく観察して、カビか柿霜かをしっかり見分けてから食べるようにしてください。

腐った干し柿の見分け方

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干し柿は、水分が多いと傷みやすいです。腐った干し柿の特徴は、以下の通りです。

  • 青や緑・白カビが生えている。
  • 異臭がする。
  • 中から汁が出ている。
  • 酸っぱい味がする。

特に常温保存した干し柿は、食べる前にしっかり状態を確認してください。特に白い粉が表面についている干し柿は、カビか柿霜(しそう)かを見分けにくいので注意が必要です。

冷蔵や冷凍保存する前には、干し柿が傷んでいないかよく確認し、安全なものだけを保存するようにします。少しでもおかしいと感じたら、食べたり保存したりするのはやめて、処分するようにしてください。

干し柿を長期保存する時の3つの注意点

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干し柿を少しでも長くおいしく食べたいなら、正しい方法で保存することが大切です。長期保存する時の注意点を確認していきましょう。

自家製の干し柿は冷蔵もしくは冷凍保存する

市販の干し柿と違い、自家製の干し柿は水分が残っていることが多いのが特徴です。水分が残っているとカビが生えやすく傷みやすくなるので、常温保存するのはあまりおすすめしません。

冷蔵もしくは冷凍保存すれば、長くおいしく食べられるので、できるだけ常温保存以外の方法で保存してください。また、食べる前には干し柿をよく確認して、傷んでないかチェックしてから食べるようにしましょう。

市販の干し柿はパッケージを確認する

市販の干し柿は、常温または冷蔵・冷凍保存がおすすめです。未開封の商品の保存方法はパッケージをよく確認して、表記通りにしてください。

開封したものは、冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめです。常温よりも、安全に長くおいしさを保てます。特にあんぽ柿のような半生タイプの干し柿は、傷みやすいので冷蔵保存を徹底してください。

乾燥や臭いうつりに注意する

干し柿を冷蔵・冷凍保存する時は、乾燥や臭いうつりしないようにしっかり対策しておくと、長くおいしく食べられます。

ポイントは1つずつ包むことと、密封して保存することです。面倒でもラップなどで1つずつ丁寧に包み、ジップロックなどに入れてしっかり空気を抜いておきましょう。

乾燥すると固くなってしまい、食感が変わってしまいます。野菜室など匂いの強いものの近くで保存する時は、袋を2重にしておくなど工夫すると臭いうつりを防げるでしょう。

冷凍保存した干し柿の解凍方法と食べ方

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冷凍保存した干し柿は、自然解凍や電子レンジで温めて食べるのがおすすめです。詳しい食べ方を紹介していきます。

自然解凍

冷凍した干し柿は、時間をかけて自然解凍するのがおすすめです。前日に冷蔵庫に出しておく、もしくは常温でゆっくり自然解凍してから食べてください。常温で自然解凍する場合は、ラップを外しておくと干し柿がべちゃべちゃになりません。

半解凍の状態で食べると、また異なる食感が楽しめておいしくいただけます。夏の暑い時にピッタリのひんやりデザートになるので、ぜひ試してみてください。

解凍した後はできるだけ早く食べ切るようにし、再冷凍は控えましょう。

電子レンジ

冷凍した干し柿は、電子レンジで温めるとすぐに食べられます。電子レンジで温める場合は、15~20秒ほどにして半解凍の状態で食べるのがおすすめです。シャーベットのような食感になり、いつもの干し柿とはまた違った味わいを楽しめるでしょう。

電子レンジを使わない場合は、冷蔵庫で時間をかけて解凍してみてください。柿霜がついた干し柿は、そのまま解凍するとべちゃべちゃになってしまうため、紙箱などにいれて蓋をしてから冷蔵で解凍するのがおすすめです。

冷凍した時の臭いが気になっておいしく食べられない場合は、ラム酒などをふきかけて、風味漬けをしてみてください。ラム酒漬けや、ジャムなどに加工してもおいしく食べられます。

パンやケーキなどに入れて焼くと、干し柿の甘さを活用でき、ワンランク上のお菓子に仕上げられますよ。長く冷凍してしまった干し柿も、調理方法を工夫して食べてみてください。

干し柿の賞味期限は常温なら2~3日!長く楽しみたいなら冷蔵もしくは冷凍保存しよう

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干し柿の賞味期限は短く、常温なら2~3日しか日持ちしません

干し柿は傷みやすく正しく保存しないとすぐに食べられなくなってしまうので、食べきれない分は早めに冷蔵もしくは冷凍保存して常温で長く置いておかないようにしましょう。

特に、水分の多い自家製干し柿は、カビが生えやすく腐りやすいです。

冷蔵や冷凍保存すれば長く楽しめるので、食べきれない分は個別にラップなどに包んで保存しておきましょう。冷凍保存なら賞味期限が1年と長く、味や食感も変わらないので干し柿をいつまでも楽しめます。

また、正しく保存したものも、食べる前には腐っていないかをよくチェックし、安全を確認してから食べるようにしてください。


[文・構成/grape編集部]

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