結局、体温はどこで測るといいの? オムロンの回答に「今まで間違ってたかも」
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一般的に体温は、体温計を脇に挟んで計測する人が多いでしょう。しかし、ほかにはどんな測定方法があるのか気になりませんか。
また、より正確に計測するにはどんな点に注意すればいいのかも知りたいところ。
そこで、オムロン ヘルスケア株式会社(以下、オムロン)に、体温の正しい測り方を聞いてみました。
誤った計測をしないためのポイント
オムロンによると、体温の測定方法は主に、脇、口中、耳の3種類があるとのこと。
このうち、耳での測定は、耳の穴の奥にある鼓膜の温度を測る『耳式体温計』で行います。最短1秒と短時間で測定できるのが特徴です。
以下に、オムロンによる計測方法の注意点をまとめました。まずは、脇計測の注意点です。
【脇計測の注意点】
・体温が上昇している食後や入浴後、運動の後、起床直後の計測は避け、30分以上時間を空ける。
・熱がこもると高めの値になるため、こもった熱を冷ます。
・汗をしっかり拭き取る。
・計測時はヒジを脇腹に密着させる。
・体温計が動いたり、当てている位置がずれたりしないようにする。
一般的に行うことが多い脇での測定でも、正確に計測するには注意が必要なのですね。
特に熱がこもっている時は正しく計測できないため、風邪などで長時間布団の中にいた場合は、こもった熱を冷ましてから検温しましょう。
続いて、口中で計測する際の注意点は以下の通り。
【口中計測の注意点】
・舌下のつけ根の左右どちらかに体温計を当てる。
・体温計は舌で押さえ、動かさないようにする。
・舌だけでなく、手でもずれないように固定する。
※写真はイメージ
最後に、『耳式体温計』は以下のように使うといいそうです。動画も合わせてチェックしてみてくださいね。
【耳計測の注意点】
・耳を斜め後ろ上に引っ張り、耳孔を真っ直ぐにする。
・プローブを左右に振りながら、しっかりと耳の奥まで入れる。
病気の時だけでなく、健康診断や日常的なヘルスケアでも体温を測定することがあります。
誤った方法で計測すると正しいケアができなくなるため、「ちゃんと計れてなかったかも…」という人は、本記事を参考に正確な計測を行いましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]