カレーのとろみ不足には『すりおろしたアレ』が効く ハウス食品の発想に「意外でした」
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ついつい作りすぎて、余ってしまいがちなカレー。翌日に食べようとカレーを温めても『とろみ』がなく『水っぽい』と感じることはありませんか。
そこで、ハウス食品の公式サイトが紹介している『とろみを復活させる裏技』を試してみました。効果的な調理テクニックなので、ぜひ試してみてください。
カレーにとろみを付ける方法
とろみがなくなってしまった翌日のカレー。あるものを加えてとろみを復活させます。
使用するのは、すり下ろしたジャガイモです。おろし器でジャガイモをすり下ろす場合は、指にケガをしないよう注意してください。
まず、カレーを沸騰させて20分以上煮込みましょう。ジャガイモをすり下ろす前に煮込み始めると、時間の短縮になるのでおすすめです。ただ、焦げないよう適度にかき混ぜることを忘れないようにしましょう。
次に火を止め、すり下ろしたジャガイモを汁ごと鍋に入れます。とろみは後でも調整できるので、お好みの量を入れてください。
ジャガイモが均等に行き渡るようにかき混ぜます。もう一度火をつけて、弱火で10分以上煮込みましょう。
とろみが付いてきたら完成です。
まだとろみが少ないようであれば、水で溶いた小麦粉や片栗粉でも代用できます。とろみの具合を見ながら、量を調整しましょう。
とろみがなくなる理由
カレーのとろみ不足の原因は、普段何気なくやっている「調理の動作」にあります。
1.味見に使ったおたまを鍋に戻している
味見をしたおたまやスプーンを直接鍋に戻すと、唾液によってとろみが付きにくくなります。
これは、唾液に含まれる『アミラーゼ』が原因です。『アミラーゼ』はとろみのもととなる『でんぷん』を分解してしまうので、味見をする時は小皿を使うようにしましょう。
2.ふたをしたまま煮込んでいる
鍋にふたをしてカレーを煮込むと、水分の蒸発量が少なくなりとろみが出にくくなります。
基本的に、カレーを作る時にふたをする必要はありません。しかし、ふたをすることで熱を逃さず短時間で仕上がるメリットもあるので、ふたをして煮込む場合は水の量を少なめにしましょう。
すり下ろしたジャガイモを使用しましたが、小麦粉や片栗粉でもカレーのとろみを取り戻せます。少し時間はかかりますが、それだけに美味しさも格別です。
作りたての味わいを翌日も楽しめる、満足感のあるカレーをぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]