実はすごい! 『あの飲み物』の知られざる効果に「毎日飲みたい」
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- 取材協力
- アーモンドミルク研究会
健康にいい飲み物として、人気が高まっているアーモンドミルク。いつも飲んでいるという人もいるでしょう。
このアーモンドミルクは飲む以外だと、どのような形で料理に活用できるのでしょうか。
アーモンドミルクの魅力を広めている『アーモンドミルク研究会』のメンバーで、管理栄養士の柴田真希先生にうかがいました。
アーモンドミルクの効果
そもそも、アーモンドにはどんな効果があるのでしょうか。
アーモンドは天然のサプリメントとも呼ばれるように、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
中でも、ビタミンEの含有量は、ウナギやアボカド、カボチャなどの食品と比べてもトップクラス(※)。
若返りのビタミンとも呼ばれており、優れた抗酸化作用でしわやシミなど老化の予防に役立ち、肌トラブルを防ぐ強い味方になってくれます。
※ビタミンE(α-トコフェロール)含有量の比較については、文部科学省「日本食品標準成分表2020(八訂)を参照。
アーモンドミルクは、アーモンドを水と一緒に砕いて作られます。
柴田先生によると、「液体にすることで栄養の吸収率がアップする」とのこと。
アーモンドミルクは高い栄養価を効果的に吸収できる飲料なのですね。
アーモンドミルクを料理に使う際のポイント
料理に使う際の注意点を聞いたところ、以下のアドバイスがありました。
アーモンドミルクは後味がすっきりとしているため、ほかの食材との相性がよく、料理にも使用しやすいのが特徴です。
繊細な出汁を使用する和食メニューにも使え、コーヒーや紅茶などとも相性がいいことからも、定番料理への置き換えにもおすすめです。
また、アーモンドミルクは加熱しても膜が張ったり、分離したりしにくいので、加熱が必要な料理にも使いやすいのが特徴です。
アーモンドミルクを使ったおすすめレシピ
上記を踏まえて、春夏におすすめのアーモンドミルクを使った4つのレシピを教えてもらいました。
アーモンドミルクバターチキンカレー
画像提供:アーモンドミルク研究会
【柴田先生のおすすめコメント】
アーモンドミルクを使うことで、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富になり、栄養価アップにつながります。
さらにカレーの具材に、抗酸化作用のあるビタミンA(β-カロテン)やビタミンCを豊富に含むカボチャを入れると、アーモンドミルクのビタミンEとの相乗効果が期待できます。
カレーのスパイスに含まれるターメリックにも抗酸化力があり、夏野菜を使ったカレーはアンチエイジングも期待できるでしょう。
アーモンドミルクバターチキンカレー
ツナと夏野菜の冷やしアーモンドミルクみそ汁
画像提供:アーモンドミルク研究会
【柴田先生のおすすめコメント】
発酵食品の味噌は乳酸菌が含まれており、善玉菌を増やす働きがあるため、腸内環境の改善に役立ち、免疫をサポートしてくれます。
アーモンドミルクのビタミンEは、抗酸化力があるため、免疫機能の低下を引き起こす活性酸素の働きを抑える効果が期待できます。
具材にツナ缶を使用することで、手軽にたんぱく質を補給。汁ごと使えば、出汁いらずで手軽に冷やし味噌汁を作れます。
ツナと夏野菜の冷やしアーモンドミルクみそ汁
アーモンドミルクめんつゆ★そうめん
画像提供:アーモンドミルク研究会
【柴田先生のおすすめコメント】
めんつゆをアーモンドミルクで溶くことで、水よりコクが出て減塩につながります。
通常の3倍濃縮のめんつゆを使用すると、約200㎖作るのに大さじ3~5杯のめんつゆを使用しますが、大さじ1杯でもおいしく感じられます。
そうめんだけだと栄養が不足しがちですが、卵やオクラなどの野菜をしっかりとトッピングして、タンパク質やビタミン、ミネラルを補給し、夏バテ対策しましょう。
アーモンドミルクめんつゆ★そうめん
スタミナもつくアーモンドミルクのおかず冷奴
画像提供:アーモンドミルク研究会
【柴田先生のおすすめコメント】
夏バテにはビタミンB群を豊富に含む豚肉と、その効果をより高めるニンニクや長ねぎなどを一緒に摂るのがおすすめ。
アーモンドミルクのコクで、少ない塩分でもコク深い味わいになります。
土用の丑の日の代名詞である、ウナギの約6倍ものビタミンEを含むアーモンドミルクと組み合わせて、バランスよく栄養素を取れます。
スタミナもつくアーモンドミルクのおかず冷奴
柴田先生によると「これからの季節にぴったりで、みなさんもマネしやすいメニューですので、ぜひお試しください!」とのこと。
ちなみに、5月30日は『アーモンドミルクの日』だそうです。この機会にアーモンドミルクを日常に取り入れる『アー活』を始めるのもいいですね。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]