レジュメとは?シーン別の書き方や意識すべきポイントを紹介
公開: 更新:
谷原章介の奥さんに「うらやましすぎる」の声 理由は夫が素晴らしすぎる?俳優やタレント、司会者など、マルチに活躍している谷原章介(たにはら・しょうすけ)さん。そのイケメンな顔立ちと落ち着いたキャラクターで、多くの女性ファンを獲得しています。そんな谷原章介さんと妻の馴れ初めや子供についてなど、さまざまな情報をご紹介します!
谷原章介と妻の馴れ初めは? イクメンぶりに「こんな完璧な人がいるんだ」の声俳優やタレント、司会者など、マルチに活躍している谷原章介(たにはらしょうすけ)さん。 その端正な顔立ちと落ち着いた声で、多くの女性をとりこにしています。 そんな谷原章介さんと妻との結婚や子供について、イクメンぶりなどさま...
レジュメは、企業や教育機関で用いられる文書のことです。しかし、目に触れる機会はあっても、書いたことはないという人もいるでしょう。
そこで本記事では、レジュメの基礎知識や書き方、注意点などについて詳しく解説します。
「どのようなものをレジュメと呼ぶのか」「どのようにレジュメをまとめたらよいのか」などと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
レジュメとは何か?意味を解説
※写真はイメージ
レジュメとは、文章を理解しやすく整理したものです。フランス語で『要約』や『摘要』を意味する『résumé(レジュメまたはレジメ)』が語源といわれています。
大学などの研究機関からビジネスシーンまで幅広く活用され、論文や会議の内容について重要な部分を簡略化してまとめたものが該当しますが、利用目的によって記載する項目はさまざま。
なお、海外では就職や転職の際に使用する履歴書を『レジュメ』と呼ぶことから、日本でも外資系の企業を中心に、履歴書を指す言葉としても使われ始めているようです。
3つの利用シーン別!レジュメの書き方
※写真はイメージ
レジュメは、活用する場面によって使用の趣旨が異なります。目的や場所、日時を確認した上で準備しましょう。
以下では、3つの利用シーンに注目して、レジュメの書き方を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
研究や教育分野の場合
研究や教育分野におけるレジュメとは、論文や研究対象に関する内容を要約して、文章にしたものを指します。
タイトルや見出しを付けるなど、読み手を惹きつけるための工夫を凝らしましょう。記載する主な内容は、以下のような項目が挙げられます。
論理が破綻していないか、または整合性に欠けた内容になっていないかなどを十分に精査し、構成を考えながら仕上げてみてください。
研究や教育で作成されるレジュメは、情報の正確性が求められます。内容の信ぴょう性を示すためにも、参考文献は必ず記載しましょう。
就職や転職の場合
レジュメには履歴書という意味もあります。履歴書は企業に就職したり、転職したりする際に提出を求められる書類で、学歴や職歴などを記入するものです。
採用の可否は、履歴書としてのレジュメに記載されている内容がポイントになります。以下の項目を参考に、構成を組み立ててみましょう。
就職や転職活動で生かすレジュメは、ただ情報を羅列するだけのものにならないよう、気を付けてください。
採用担当者の印象に残る内容を盛り込み、企業に対してどのように貢献できるのかを積極的にアピールしましょう。
ビジネスの場合
ビジネスで用いるレジュメは、研修会や会議、セミナーなどの概要を文書にしたものです。
レジュメをあらかじめ配布することで、参加者は開催目的を理解し、内容を把握しやすくなるでしょう。主な記載項目はこちらです。
開催時間が限られている場合は、テーマや事案ごとに予定時間を記載しておくと便利です。
また、セミナーなどが定期的に行われる場合は、次回の開催日時や場所を記載することもあります。レジュメの利用目的に合わせて、構成に必要な情報を選びましょう。
レジュメ作成時に意識すべき5つのポイント
※写真はイメージ
レジュメの目的は、読み手に必要事項を理解してもらうことです。一度読んだだけで内容を把握できるような仕上がりが理想的といえるでしょう。
ここからは、レジュメの読みやすさや理解のしやすさを高めるために、意識すべき5つのポイントを見ていきましょう。
読みやすいレイアウトを意識する
テーマや話の流れなどに沿って、情報を正確に把握できるレイアウトを意識しましょう。
必要に応じて画像やイラストを入れると、視覚的に認識したり、理解しやすくなったりします。
レジュメにおいては、手の込んだイラストや構成よりも見やすさが大切です。適度に余白を設け、バランスを調節してみてください。
目次だけで理解できるように書く
目次を作成する時は、読む人が知っているか、理解することができる言葉を使いましょう。難しい単語や言葉の表現は、読み手に負担を与えてしまいます。
そのほか、人の興味を引く目次の作成をさくせいすることも効果的。読み手にインパクトを与えることで、レジュメの中身が印象に残りやすくなります。
目次は、レジュメの内容を把握するための重要な項目です。読み手への伝わりやすさを重視して作成しましょう。
内容をシンプルにまとめる
レジュメの内容は、要点を絞って簡潔にまとめることも大切です。内容が詳しすぎると、把握するまでにかえって時間がかかってしまうでしょう。
重要なポイントがどこなのかを理解できないと、レジュメとしての統一感に欠けてしまうこともあります。要点をまとめて作成するには、以下の点を心掛けてみてください。
レジュメの本来の目的は内容の要約ですが、簡潔すぎると内容が薄くなり、要点を掴むことができません。
上に挙げた、要点をまとめるためのポイントを参考に、シンプルに整えることを意識しましょう。
具体的な数値やデータを入れる
内容を明確化するため、レジュメには数値やデータを含めましょう。実態を視覚化することで、より深い理解へとつながります。
レジュメに盛り込む数字は正確性が重要なため、引用する情報は明確な根拠があるものを選びましょう。
なお、数字ばかりの文面はかえって読みにくくなってしまうため、分量に気を付けてください。
具体的な数字は、説得力を与えるために効果的な要素です。全体のバランスを確認しながら、文字と数字の量は調節してくださいね。
誤字脱字がないかチェックする
誤字脱字をなくすことは、レジュメに限らず、すべての文書作成の基本といえます。
レジュメを文章化したら、声に出して読んでみてください。こうすることで、誤字や脱字を見つけやすくなります。
誤字や脱字が多い文章は読みにくく、内容を把握するのが難しくなってしまいます。可能であれば、友人や同僚などに読んでもらうとよいでしょう。
レジュメと類似する4つの言葉と、相違点
※写真はイメージ
レジュメには、あらゆる場面でさまざまな用途がありますが、そのため意味や用法が似ている言葉もあります。
似たようなものがたくさん出てくると、どれがどのような意味で使われているのか、分からなくなってしまうかもしれません。
以下では『アジェンダ』『サマリー』『アブストラクト』『アウトライン』という4つのものに注目し、意味と違いを解説します。
意味や用途を一つひとつ理解して、頭の中を整理してみましょう。
アジェンダ
アジェンダは、会議の議題や流れを記載したもので、ビジネスの場では進行表として利用される場合もあります。
対してレジュメには、概要や目的がまとめられています。アジェンダは全体の流れを、レジュメは内容のまとめをそれぞれ記載しているものと考えるとよいでしょう。
サマリー
サマリーは、要約や要旨を表す言葉です。レジュメとの相違点は、作成と配布のタイミングです。
レジュメは議題を前もって書面に記し、参加者へ配布するためのものです。
対してサマリーは、実際に議論し終えた内容を文面にまとめ、開催後に配るために用いられます。
情報を整理し、短文にまとめて伝える時は、サマリーを使いましょう。
アブストラクト
アブストラクトは『概要』や『要約』といい換えることができます。
レジュメとの違いは、要点のまとめ方にあります。レジュメは時系列にまとめますが、重要項目を中心に構成されているのがアブストラクトです。
学術的な論文や報告書をまとめる際は、アブストラクトと呼ぶのが適しています。
アウトライン
アウトラインは『あらまし』や『大要』とも表現される言葉です。アウトラインを基にして作成されるのが、レジュメといえるでしょう。
話し合われる内容を読みやすく文章化したものがレジュメと呼ばれるのに対し、アウトラインは記載する内容の概要を書き出したものです。
会議やセミナーの資料を作成する際は、はじめにアウトラインから組み立ててみましょう。
利用目的に合った、簡潔で把握しやすいレジュメを書こう
本記事では知っておきたいレジュメの意味と、利用シーン別の作成方法を解説しました。
レジュメに記載する内容は、目的によって要件が違います。利用される場面に即した情報を端的に作成するには、情報を適切にまとめるスキルが求められるでしょう。
本記事を参考に、シンプルで整合性の取れたレジュメを作成してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]