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『サトウのごはん』を加熱せずに食べると? メーカーの見解に「そんな影響が…」

By - COLLY  公開:  更新:

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台の上に置かれたパックごはん

※写真はイメージ

『パックご飯』は「ご飯を炊くのが面倒」という日に重宝しますが、食べる前に温めなくてはなりません。

電子レンジやお湯で温めることすら面倒という時は、いっそのこと「そのまま食べてしまおうか」と考えることもあるのではないでしょうか。

『サトウのごはん』でおなじみの『サトウ食品』のブランドサイトでは、『サトウのごはんを温めずに食べられるのか』という質問に答えています。

一度は頭によぎるだろう素朴な疑問を、試す前に解決しておきましょう。

加熱せずに食べるのはNG

パックご飯は、見た目から分かるように『炊かれたご飯』です。冷えたご飯と思えば食べられそうな気もしますが、なぜ加熱しなくてはならないのでしょうか。

『サトウ食品』では、加熱が必要な理由を次のように説明しています。

ごはんの主成分であるでんぷんは、米の状態(生でんぷん)では人は消化できません。

これを炊飯による加熱でごはんの状態(糊化でんぷん)にすると、消化できるでんぷんとなります。しかし、これを放置するとでんぷんは徐々に生でんぷんに近い状態(老化でんぷん)になり消化できなくなります。

「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。老化でんぷんは再度加熱することで糊化でんぷんにもどります。ですから、「サトウのごはん」は必ず加熱してお召し上がりください。

サトウ食品 ーより引用

『でんぷんの老化』は日常生活でも見ることができ、代表的なものが『冷やご飯』です。炊いたご飯は冷めることで糊化でんぷんから老化でんぷんに変わり、硬くなったり、風味が落ちたりします。

また、冷やご飯もパックご飯と同じようにでんぷんが老化することで消化しづらくなるので、温めてから食べるのがおすすめです。

長期保存ができるので非常食にもぴったり

『サトウのごはん』をはじめとした白飯・雑穀米飯のパックご飯は『無菌包装米飯』といいます。

調理済みご飯を気密性のある容器に入れ、無菌状態で包装されているものです。そのため、冷やご飯とは違い、常温での長期保存が可能です。

疲れた日のお助けアイテムとしてだけでなく、非常食として常備しておくと、いざという時に安心できるでしょう。

パックごはん

※写真はイメージ

停電時や災害時はどう加熱する?

『サトウのごはん』をはじめとしたパックご飯は、加熱してから食べるのが基本です。では、電気やガスが使えない時はどのように加熱したらいいのでしょうか。

電子レンジ以外の方法として活用できるのが、カセットコンロを使った加熱です。

1.パックご飯が入る大きさの鍋を用意し、鍋の底にパックご飯が触れない程度の水を沸騰させます。

2.パックご飯を『フィルムを剥がさずに』鍋へ入れ、15分以上加熱しましょう。この時のポイントは、鍋にふたをしないことです。

パックを丸ごと入れられる鍋がない場合は、耐熱袋を使った方法で加熱しましょう。

1.袋にパックご飯の『ご飯のみ』を入れ、袋の口をしっかり縛ります。

2.水を張った鍋にご飯の入った袋を入れ、10分以上加熱しましょう。沸騰してから5分が大まかな目安です。

カセットコンロがない場合は、防災グッズの1つ『加熱袋と発熱体』を使いましょう。

温める時間や使用する水の量は製品によって変わりますが、水は100〜150㎖、加熱時間は30分以上が目安です。

加熱する前に使用方法を確認し、正しい手順で温めてください。

時間がない時や非常時にも便利な『サトウのごはん』。おいしくいただくためにも、正しい調理法で活用するようにしましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
サトウ食品

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