ジッパー袋に塩水を入れて…? 試した結果に「コンビニのやつ!」
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コンビニエンスストア(以下、コンビニ)で売られている、殻付きのゆで卵。
殻付きなので出先で買っても持ち運びがしやすく、塩味が付いているので、ほかの調味料がいらないのも嬉しいポイントです。
実はこのコンビニ風のゆで卵、自宅でも作ることができるのだとか。筆者が試しに作ってみたので、レポートします。
コンビニ風ゆで卵の作り方
コンビニで買うゆで卵は、殻付きなのにどうして味が付いているのでしょうか。
実は、卵の殻には何千個もの目には見えない小さな穴が空いています。
ゆで立ての熱い卵を冷たい飽和食塩水の中に浸けると、温度差による浸透圧により、穴から塩気が入るのだとか。
つまり、ゆで卵を作り塩水に漬け込めば、殻の中の卵に味がしみ込むということです。
飽和食塩水については、公益財団法人 塩事業センターがウェブサイトでこのように伝えています。
理由が分かったところで、早速作ってみましょう。
まず、ゆで卵を4個作り、殻付きのままジッパー付き保存袋に入れます。そこに、食塩70gを溶かした200㎖の食塩水を注いでください。
ジッパーを閉じたら、冷蔵庫に入れておきましょう。
時間の経過ごとに味見をしてみました。
まず、漬けてから10時間経ったゆで卵を試食。ほんのり塩味が感じられますが、まだ薄味といったところです。
さらにもう10時間置いて、20時間経ったゆで卵がこちら。右に写っているのは、コンビニで買ってきた味付きゆで卵です。
味を比べてみると、コンビニのものとほぼ変わらない塩加減です!ただ、黄身はコンビニで買ったほうがしっかり味が付いていました。
さらに時間を置いて、40時間が経過。コンビニのゆで卵のように、黄身までしっかり味が付いたものの、白身がしょっぱすぎると感じました…。
結果として、一番コンビニのゆで卵に味が近いのは、20時間漬けたものでした!
黄身の塩味は若干薄いものの、白身の塩味はコンビニのゆで卵に近い仕上がりに。市販のものとまったく同じとはいい難いですが、自宅で作る味付きゆで卵も十分おいしく感じました。
注意点として、生卵と比べると、ゆで卵は日持ちがしません。固ゆで卵の場合は、冷蔵庫で2~3日を目安に食べ切ってください。
秋の行楽シーズンに、自家製の味付きゆで卵を持って、出かけてみてはいかがでしょうか。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]