玉ねぎはあめ色にする?しない? ハウス食品に聞いた『正解』は…
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カレーのレシピで、『みじん切りしたタマネギをあめ色になるまで炒めましょう』と書いてあることがあります。
面倒くさいと感じるほか、中には「本当に効果があるの?」と思う人がいるかもしれません。
そこで、タマネギをあめ色になるまで炒める意味について、『バーモントカレー』でおなじみのハウス食品株式会社(以下、ハウス食品)協力のもと、紹介します。
飴色になるまでタマネギを炒める意味
『タマネギをあめ色になるまで炒める』効能について、ハウス食品は以下のように説明しています。
あめ色タマネギがカレーをおいしくする理由は、あめ色タマネギが持つ『甘み』と『香ばしさ』がカレーに加わるためです。
『甘み』はタマネギが加熱されることで生じます。辛みや苦味の成分が加熱によって、揮発・分解されることにより、相対的に甘みが強く感じられるようになるのです。
『香ばしさ』は、あめ色になるまで炒める過程でタマネギのアミノ酸が糖と結び付き、香り成分が引き出される反応に由来します。これをメイラード反応と呼びます。
あめ色に炒めたタマネギを使う理由としては、甘みを出し、香ばしさが増すためのようですね。
※写真はイメージ
とはいえ、タマネギをあめ色にするには時間がかかるもの。あめ色タマネギは必須なのでしょうか。
あめ色まで炒めたタマネギを使うことで、カレーは一層おいしくなります。しかし、必ずあめ色にしなければいけないわけではありません。
基本的には、タマネギはしんなりする程度まで炒めることで、おいしいカレーを作ることができます。
また、あめ色まで炒めない場合、ビタミン類などの栄養素が比較的残りやすいというメリットも。水分が残るため、とろっとした食感も楽しめます。
あめ色になるまで炒めたタマネギは必須ではないものの、使ったほうがよりおいしくなるのは確かなようです。
「時間がかかって面倒くさい…」という人は、短時間であめ色のタマネギにする方法もありますよ。
ハウス食品のウェブサイトを参考に、時短テクを試してみてはいかがでしょうか。
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[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]