農水省「サッとゆでるのがポイント」 ホウレンソウの特徴に「覚えておく」
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- 出典
- 農林水産省
1年を通して手に入りやすい『ホウレンソウ』。栄養価も高く、レシピのバリエーションが豊富なため、食卓に並ぶ機会も多いでしょう。
調理の際、ゆでる工程よりも手軽な『電子レンジ加熱』の方法を選んでいる人もいるかもしれませんが、あまりおすすめな方法ではありません。
適切な下処理を行わないと、えぐ味が気になるだけではなく、身体に不要なものを摂取しすぎてしまうのだそうです。
ホウレンソウの適切な下処理について、『農林水産省』の公式サイトから紹介します。
ホウレンソウはゆでる方法が最適
※写真はイメージ
農林水産省では、『ホウレンソウのえぐ味』について以下のように詳しく回答しています。
電子レンジでの加熱は、ゆでる時よりもえぐ味を感じやすくなります。
電子レンジで加熱した場合は、水にさらす時間を長くするといった工夫で緩和されることもありますが、ゆでた方法がえぐ味を減らせるでしょう。
ホウレンソウのシュウ酸とは
シュウ酸化ナトリウムと呼ばれるアクのこと。ホウレンソウにはシュウ酸が多く含まれていて、不快なえぐ味や苦味を感じてしまいます。
さらに、シュウ酸が消化・吸収されるとカルシウムと結合し、結石が生じやすくなるというリスクもあります。
そのため、アク抜きをしていないホウレンソウは、なるべくなら摂取を控えたほうが好ましいでしょう。
水にさらすだけでもアク抜きはできますが、より除去量を増やすためにはゆでる方法がおすすめ。
えぐ味の面だけではなく、身体のためにもシュウ酸を減らすことを意識してみましょう。
ホウレンソウをゆでるコツ
※写真はイメージ
ホウレンソウをおいしくゆでるためには、長い時間水につけすぎないようにしましょう。
長時間水にさらしすぎてしまうと、ビタミンやミネラルなどの栄養が失われてしまいます。
水にさらしたり、ゆでたりする時間は短くし、効率的にアクを除去しましょう。
ホウレンソウのゆで方
1.まずホウレンソウの根元に切れ込みを入れ、全体を洗います。汚れが付いていたら、流水でしっかりと洗い流してください。
2.沸騰したお湯に塩を入れ、ホウレンソウの根っこを入れます。その後、葉先も入れて1分ほどゆでましょう。
3.ボウルに水をためておき、ゆで終わったらすぐに水にさらします。水気を絞って、切り分けましょう。
ほかの野菜に比べてシュウ酸の量が多いホウレンソウは、しっかりゆでることが大切です。
正しい方法でホウレンソウの下処理を行い、おいしくホウレンソウを食べましょう。
[文・構成/grape編集部]