餅にある『黒色の斑点』は何? 企業の解説に「そういうことか」
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- 出典
- 越後製菓
真っ白なイメージのある切り餅に『黒色の斑点』を見つけたら、多くの人がカビの可能性を疑うでしょう。
「個包装の加工品なのに、悪くなっちゃったのかな」と不安になりますが、必ずしもそうではありません。
お餅に付いた『黒い斑点』の正体を、越後製菓株式会社(以下、越後製菓)のブランドサイトで紹介しています。
捨てる必要がないお餅を捨ててしまうことがないよう、謎を解明しておきましょう。
斑点の正体は『お米の胚芽や皮』
※写真はイメージ
お餅をよく見ると、1〜3㎜程度の『黒色』や『茶色』の斑点が表面に付いている場合があります。すべてのお餅に付いているわけではないので、たまたま手に取ったお餅に付いていたら驚いてしまうでしょう。
『越後製菓』では、この黒色と茶色の斑点を次のように説明しています。
お餅の原料となる『もち米』も、白米と同じく稲刈りをした状態では製品化できません。
切り餅は『精米→洗米→浸水→蒸米→餅つき→圧延→冷却→切断→個装』の順で作られ、精米後には色の付いたお餅やゴミを取り除く『選別』が行われます。
斑点の正体『胚芽や表皮の一部』は1〜3㎜と非常に小さいので、精米時に取り除き切れないこともあるそうです。
『胚芽米』というお米があるように、胚芽は食べられない物ではありません。色が付いていることで気になるかもしれませんが、お米の一部なので安心して食べましょう。
黒は黒でもカビの場合は要注意!
胚芽や表皮であれば口にしても問題ありませんが、『カビ』の場合は注意が必要です。
食品に付く主なカビは8種類あり、お餅にもさまざまな種類のカビが発生します。よく見られるのは『青カビ』『黒カビ』『コウジカビ』で、強い毒性を持つカビも少なくありません。
摂取量によっては腹痛や嘔吐などを引き起こす場合があるので、斑点に加えて周囲の黒ずみや変色、カビ臭さといった異変が見られたら『食べずに捨てる』ようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]