キムチ専門店、ハクサイの端材が行く先は? 驚きの場所に「びっくり」「マジか」
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![『おつけもの慶』写真](https://grapee.jp/wp-content/uploads/2025/02/113955_main09.jpg)
![救急車の写真](https://grapee.jp/wp-content/uploads/2025/02/115004_main06-768x576.jpg)
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シャキッとした野菜の食感と、ピリリとした辛さが味わえる、キムチ。
韓国を代表する発酵食品であり、日本でもコンビニエンスストアやスーパーマーケットで手に取る機会が多いですよね。
筆者もキムチが大好きで、1日1食は食べるほど、その味のとりこになっている人間です。
ある日、「世の中にもっとおいしいキムチはないのか…」と思い立った、筆者。
ネットリサーチをしていたところ、神奈川県川崎市に『あごが落ちるほどうまい』といわれる、キムチの情報をキャッチしました…!
こだわりのキムチを提供する、川崎市の店
韓国文化が色濃く残る、神奈川県川崎市。
焼肉などの食文化が形成されており、キムチの製造や販売が盛んなことで知られています。
キムチ店が軒を連ねる地域で、こだわりのキムチを提供しているのが、『おつけもの慶』です。
2025年2月現在、同市内に7店舗を展開する、『おつけもの慶』。厳選した食材を熟練の職人が一つひとつ手作業でキムチに仕上げているそうです。
また、フードロスの削減や、バイオマス素材容器の使用など環境に配慮した取り組みが評価され、川崎市から『かわさきSDGs大賞2024』を表彰されています。
今回は、キムチの製造をおこなう『おつけもの慶 大島上町店』を訪れ、工場を見学させてもらいました!
ハクサイの端材が行く先は?
『川崎名物』と書かれた暖簾(のれん)が目に留まる外観。
入口付近には、キムチが売っている自動販売機と、『キムチ神社』が設置されていました。
漬物店ではなかなか見られない外観に驚いた筆者。店に入ってみると、おいしそうなキムチがたくさん販売されている光景を目にしました。
キムチの王道の具材であるハクサイを漬け込んだ『白菜キムチ』は、『おつけもの慶』の看板商品。
『キャベツキムチ』や『青ネギキムチ』など聞くだけでおいしいと分かる商品のほか、『イカキムチ』『ヤンニョムクリームチーズ』といった個性的なラインナップが並んでいます。
『おつけもの慶』、キムチの製造現場を見学!
早速、工場の中に入れてもらい、『白菜キムチ』の製造工程をメインに見学させてもらいました。
作業服と衛生キャップ、シューズカバーをまとって、いざ中へ!
まず案内されたのは、ハクサイを塩漬けにする工程。
ハクサイの水分を一気に抜くために、根元1枚ずつに塩を打って約12時間漬けに。その後、水の張った樽で12時間塩抜きをおこない、さらにじっくりと水分を抜くために、ざるに上げて12時間置きます。
この時に発生したハクサイの端材は、神奈川県横浜市にある『横浜市立野毛山動物園』に届けられ、動物たちのご飯になっているそうです。
ひと晩、経過したバケツの中は、ハクサイから出てきた水でいっぱいに。さらに、ハクサイを乾かすためにもう1日寝かせるといいます。
こうして丁寧に水分を抜いたハクサイは、旨味が逃げないため、キムチの味がグッとおいしくなるのだとか。
トウガラシ、ニンニク、イカの塩辛、リンゴ、モモなどが入った特製のヤンニョムダレと混ぜ合わせます。
漬け終わったらでき上がり!
完成したキムチは、一部のキムチ商品を除き、バイオマス製の袋に密封されます。店頭販売をはじめ、インターネット販売でも『白菜キムチ』は、バイオマス製のものを使用しているため、環境に優しいのだとか。
なんと、完成した『白菜キムチ』を食べさせてもらいました!
食べる前からキムチのいい香りがただよってきます。
ひと口食べてみると、甘い!
リンゴとモモを使用しているためか、フルーティな甘さが口の中を満たしました。食べ進めるうちに、ヤンニョムの味がやって来て、ほどよいピリ辛さを堪能できます。
ハクサイの食感もとてもシャキシャキとしていて、いいアクセントに。ご飯や酒が欲しくなる、絶品のキムチですよ!
丹精込めてキムチを作りながら、環境に配慮した取り組みを心がけているとは驚きでした。
地球に優しい取り組みをおこなっていると知った上で、おいしいキムチをほおばると、なんだか自分も環境の改善に貢献できた気になれそうですね!
取材を進めていくうちに、『おつけもの慶』オープンのきっかけや、同社のSDGsに関する意外な考え方が明らかになりました…!