分離した生クリームは元に戻る? 正解に「なるほど」「諦めなくていいんだ」
公開: 更新:

※写真はイメージ

濡れたふきんをアルミホイルで包むと… 企業が教える裏技に目からウロコアルミホイルはどの家庭でも使われる、便利なキッチンアイテム。アルミホイルには、遮蔽性、保香性など優れた特徴があり、いろいろな場面で使えます。 『サンホイル』でおなじみの東洋アルミエコープロダクツ株式会社(以下、東洋アルミ...

『チョコベビー』の空容器、捨てないで! まさかの活用法に「最高すぎる」2025年7月12日、ぱるん(parun_kurashi)さんはInstagramで『チョコベビー』の空容器の活用法を紹介。空容器をきれいに洗った後、調味料や日用雑貨などを入れて再利用できます。 気になる使い道はこちらです。
- 出典
- タカナシ
生クリームを泡立てていくと、徐々にとろっとした質感になります。ツノが立つほどしっかりしてきたら、ケーキやお菓子のデコレーションにも使えるでしょう。
しかし、混ぜすぎは禁物。過剰に泡立てると生クリームが分離し、ボソボソの食感になってしまいます。
特にお菓子作り初心者の場合は、「どの状態で止めればいいのか分からず、混ぜすぎてしまった…」というケースに陥りがちです。
生クリームが分離したらどうすればよいのか、乳製品メーカーであるタカナシ乳業株式会社(以下、タカナシ)ウェブサイトから解説します。
分離した生クリームは元に戻せない?
生クリームをホイップしすぎて分離しまった時、「なんとか元の状態に戻したい…」と思う人も多いでしょう。「もう一度冷やしたり、さらに生クリームを加えたりすれば、どうにかなるのでは…」と考えがちです。
しかし、タカナシ以下のように伝えています。
そもそも『泡立てる』とは、クリーム中に含まれる脂肪分同士をつなげ、間に空気を含ませる作業のこと。サラサラしていた生クリームが、混ぜることで徐々に固まってくるのはこのためです。
空気をうまく含ませられれば、ふんわり滑らかな質感に仕上がるでしょう。
この状態を超えてさらに混ぜすぎると、生クリームは水分と固形物に完全に分離し始めます。この状態から何をしても、結び付いた脂肪分同士を離すことはできません。
クリームをホイップしすぎて分離させてしまう工程は、生クリームを振って手作りバターを作る工程とほぼ同じです。ホイップクリームとしての利用はあきらめて、バターとして活用してみてください。
手作りバターはどれくらい日持ちする?
※写真はイメージ
ホイップクリームではなくバターとして活用する場合、気になるのが「いつ頃までに食べ切るべきなのか」という点です。タカナシは『できるだけ早く』と伝えていますが、冷蔵庫で保存したうえで1~2日中を目安にしてください。
手作りバターを市販品と比較してみると、前者のほうが水分が多く柔らかいことに気付くでしょう。実はこの水分こそが、バターが傷む原因です。
「バターにしてもすぐに使う予定がない」という場合は、冷凍保存を検討してみてください。
生クリームからできた固形物を取り出し、ヘラなどで練ってさらに水分を取り除いてバターの状態にしましょう。ラップで包み、薄い板状で冷凍すれば、簡単にカットできます。使いたい時に使いたい分だけ手軽に用意できるでしょう。
分離してしまった生クリームは、残念ながら元のなめらかな状態には戻せません。早めに気持ちを切り替えてバターとしての再利用を検討しましょう。ホイップクリームを作りたい時には、泡立てすぎに注意してくださいね。
[文・構成/grape編集部]