「除菌スプレーをシュッ」だけでは不十分! 企業が教える消臭対策のキホン
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※写真はイメージ
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布製品に付着した嫌なにおいを、一瞬で取り除いてくれるのが除菌消臭スプレーの魅力です。
洗濯が面倒なデリケートな衣類や、カーペットやカーテンといった大物アイテムにも、シュッと吹き付けるだけで簡単に使えます。
「すぐに洗濯できない時のお助けアイテム」として多用しがちですが、実は意外な落とし穴もあるようです。
クリーニング店を営む『有限会社さくらクリーニングサービス』(以下、さくらクリーニングサービス)のウェブサイトから、注意点を解説します。
スプレーだけでは不十分
除菌消臭スプレーをシュッとして嫌なにおいが消えれば、すっきりいい気分になるでしょう。洗濯しなくても、また気持ちよく身につけられるような気がします。
しかし、さくらクリーニングサービスは「この思い込みにこそ、大きな落とし穴がある」とのこと。
そもそも布製品から嫌なにおいが漂うのは、汚れをもとに細菌が増殖しているからです。これらの菌を除菌して減らした結果、気になるにおいが軽減されるというのが除菌消臭スプレーの仕組みです。
シュッとスプレーすれば一時的に細菌の増殖は抑えられるものの、根本的な解決には至りません。汚れはそのまま存在し続けるでしょう。
スプレーをしてからある程度はにおいを防げても、「しばらく経つとまた復活してくる…」と感じた経験はありませんか。汚れが取り除かれていない以上、時間が経てばまた細菌は繁殖するのです。
スプレーでできるのは、あくまでも一時的な消臭対策であるという点を頭に入れておきましょう。
汚れを落とすためには洗濯やクリーニングが必須
※写真はイメージ
汚れから発生した嫌なにおいは、その原因をしっかりと取り除くことが大切。衣類に付着した汚れを落とすためには、やはり洗濯が必要です。
除菌消臭スプレーと洗濯、それぞれが担う役割はまったくの別物であると理解し、日々のメンテナンスを行ってください。
洗濯物に付着した汚れを放置すれば、洗ってもなかなか落ちなくなる可能性も。特に汗や皮脂、油汚れなどには注意が必要です。除菌消臭スプレーだけで満足せず、できるだけこまめに洗って汚れそのものを除去しましょう。
自力での洗濯が難しいものは、クリーニングサービスを利用するのがおすすめです。
特に冬物衣類や大物アイテムは、洗濯やクリーニングが面倒で、除菌消臭スプレーを吹き付けただけで満足しがち。
汚れが残ったままでクローゼットにしまい込んでしまえば、トラブルの原因になるため、片付け前の汚れケアを忘れないでください。
さくらクリーニングサービスは、「におい成分と汚れ成分を混同しないで」と注意喚起しています。
除菌消臭スプレーの仕組みを理解し、正しい方法で活用しましょう。お気に入りの衣類を長持ちさせるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
[文・構成/grape編集部]