『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』の違いは?特徴やリメイクレシピもご紹介
公開: 更新:

※写真はイメージ

スズメの寿命は何年?どれくらい生きられるかと寿命を迎える原因を解説スズメの寿命ですが、野生の場合は1年ほどで、さほど長くはありません。この記事では、スズメの平均寿命や寿命を迎える理由、スズメの死骸を見つけた時の対処法について解説します。スズメの平均寿命が何年なのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

『カラスの寿命は120年』は迷信?実際の寿命や弱点、撃退法を解説『カラスの寿命は120年』という説もあるようですが、実際の寿命は7~8年です。当記事では、カラスが長生きな理由やカラスの弱点も解説します。カラスを駆除してはいけない理由や、撃退する方法もまとめましたので参考にしてください。
さまざまな洋食料理がある中で、材料がほぼ同じ『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』の違いについて疑問に思う人もいるかもしれません。
ビーフシチューとハヤシライスの大きな違いは、調理方法や具材の大きさ、食べ方です。
本記事では、ビーフシチューとハヤシライスの違いや、ほかにも似ている洋食料理の『ハッシュドビーフ』『ビーフストロガノフ』の特徴について解説します。
リメイクレシピやルーの代用方法についてもご紹介しますので、作りすぎてしまった時やルーを間違えて買ってしまった時にも、ぜひ参考にしてください。
『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』の違いは?
※写真はイメージ
ビーフシチューとハヤシライスの基本的な材料は同じで、調理方法や具材の大きさ、食べ方に違いがあります。
ビーフシチューとハヤシライスの違いを表にまとめました。
それぞれの特徴の違いを、詳しく見てみましょう。
ビーフシチューとは
ビーフシチューとは、大きめにカットした牛肉と、タマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどの野菜を、トマトや赤ワインを使った濃厚なデミグラスソースで長時間煮込む料理のことです。
赤ワインの風味と、トマトの酸味が絡み合う濃厚なソースが、牛肉のうまみを引き立てます。長時間煮込むことで、牛肉はホロホロと柔らかく、野菜もとろけるような食感が魅力です。
ビーフシチューは、フランス発祥とされる説とイギリス発祥とされる説があります。
シチューの発祥は16世紀後半~17世紀前半のフランスとされており、イギリス海軍がシチューを作るために日持ちしない牛乳の代わりにカレーパウダーを入れて、ビーフシチューを作ったといわれているようです。
日本では明治時代初期に洋食レストランで、ビーフシチューが登場するようになったとされています。
ハヤシライス とは
ハヤシライスとは、細かく切ったタマネギと牛肉を、トマトソースやデミグラスソースをベースにして作られたルーと絡める、炒め料理のことです。
トマトペーストやトマトパウダーなどを使用して、トマトの風味とデミグラスソースのコク、タマネギの甘みが一体となったやさしい味わいが楽しめます。
市販のハヤシライスのルーは、トマトソースやトマトケチャップなどがベースのため、子供も食べやすい味が特徴です。
ハヤシライスの名前の由来は諸説あり、牛肉を細切りにした料理『ハッシュドビーフ』の発音がなまった説や『hashed beef with rice』が縮まった説、名前に『ハヤシ』が入る人物が考案した説などがあります。
西洋料理が少しずつ日本に入るようになった明治時代に、当時食料が豊富に手に入らなかった日本人が工夫をして作り上げた日本生まれの洋食料理です。
『ビーフシチュー』や『ハヤシライス』と似ている料理
※写真はイメージ
この章では、ビーフシチューとハヤシライスの特徴と似ている2つの洋食料理について解説します。
ハッシュドビーフ
ハッシュドビーフは、細かく切った牛肉とタマネギ、キノコをデミグラスソースやトマトソースで煮込むイギリス発祥の西欧料理です。
そのまま食べたりバターライスやオムライスにかけたり、パンやマッシュポテトと合わせたりするのが一般的で、ハヤシライスのもとになった料理といわれます。
なぜなら、ハヤシライスとハッシュドビーフは、どちらも牛肉やタマネギにデミグラスソースを加えて煮込む料理で、細かくカットした具材を使い、明確な違いはないためです。
ハッシュドビーフはデミグラスソースをベースにした大人向きの洋食料理、ハヤシライスは日本でアレンジされた子供でも食べられる和製料理といえるでしょう。
ビーフストロガノフ
ビーフストロガノフとは、薄切りの牛肉やタマネギ、マッシュルームが入り、サワークリームを加えたデミグラスソースで煮込むロシア料理です。
見た目や味も似ているビーフストロガノフとハヤシライスとの違いは、デミグラスソースの仕上げにサワークリームを加えること。
デミグラスソースのコクと、サワークリームの酸味がほのかに感じられる濃厚な味わいが特徴です。
ビーフストロガノフが生まれた年代や発祥については諸説あり、名前の由来はロシアの名家『ストロガノフ家』の食事会で提供された説が有力といわれています。
『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』のルーを代用する方法
※写真はイメージ
ビーフシチューとハヤシライスのルーの基本的な材料は、小麦粉、砂糖、食塩、トマトソースなど、どちらも同じです。
そのため、ビーフシチューとハヤシライスのルーを混ぜても問題なく、どちらか一方があればルーを代用できるでしょう。
本章では、ルーの代用方法と、料理の特徴に合わせた味に近付けるためのコツを解説します。
ハヤシライス用のルーで『ビーフシチュー』を作る方法
ハヤシライス用のルーでビーフシチューを作る場合は、セロリなどの香味野菜、赤ワインやバターを加えてコクをプラスするとよいでしょう。
ビーフシチュー特有の深みが生まれ、より本格的な味わいに近付けられます。
また、ハヤシライス用のルーはトマトの酸味が強く、中濃ソースや少し砂糖を加えてバランスを整えるとビーフシチューの味を再現しやすいです。
長時間煮込むほど味が馴染んで濃厚な仕上がりになり、ローリエや黒胡椒を加えると香りが引き立つビーフシチューになります。
ビーフシチュー用のルーで『ハヤシライス』を作る方法
ビーフシチュー用のルーでハヤシライスを作る場合は、ケチャップやコンソメで酸味を足して風味を調整するとよいでしょう。
トマトの風味を補い、ハヤシライスらしい味わいに近付けられます。
具材をシンプルにするとまとまりのある仕上がり、マッシュルームなどを加えて風味をアップすることもおすすめです。
ビーフシチューの特徴でもある赤ワインの風味を抑えたい場合は、タマネギをあめ色になるまで炒めて、ハチミツを加えるとまろやかな仕上がりになるでしょう。
ただし、1歳未満の乳児にはハチミツを与えてはいけないので使わないように注意してください。
『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』のリメイクレシピ
※写真はイメージ
ビーフシチューやハヤシライスは一度に作りすぎて余ってしまうことも。
余ってしまった場合に役立つビーフシチューとハヤシライスのリメイクレシピについてご紹介します。
パングラタン
家に食パンがあれば『パングラタン』を作ってみましょう。
【材料(1人分)】
【作り方】
①ビーフシチューまたはハヤシライスの具材が大きいものは軽くつぶし、耐熱ボウルに入れて電子レンジ600wで約1分30秒加熱する。
②食パンはひと口大の角切りにしてオーブントースターで軽く焼き目を付ける。
③グラタン皿に②の食パンを入れ、温めたビーフシチューまたはハヤシライスのルーをかけてチーズを乗せてオーブントースターで約10分焼く。
④好みで乾燥パセリ、タバスコをふって完成。
焼きそば
イメージにはないかもしれませんが、残ったビーフシチューやハヤシライスで洋風の『焼きそば』を作ることも可能です。
【材料(1人分)】
【作り方】
①フライパンでビーフシチューまたはハヤシライスを温めて蒸し中華麺をほぐし入れて約2分中火で絡める。
②蒸し中華麺がほぐれてソースが絡んだら、好みでマヨネーズ、青のりをかけて完成。
春巻き
最後に、夕飯の一品にもなる『春巻き』をご紹介します。
【材料(1本分)】
【作り方】
①ビーフシチューまたはハヤシライスが水っぽい場合は、水溶き片栗粉を加えてある程度とろみを付けておく。
②春巻きの皮にビーフシチューまたはハヤシライス、チーズを乗せて空気が入らないように包む。
③低温に熱した揚げ油で春巻きを揚げ、きつね色になったら取り出して油を切って完成。
『ビーフシチュー』と『ハヤシライス』の違いは調理方法や食べ方
基本的に似た材料で作られるビーフシチューとハヤシライスの違いは、主に調理方法や食べ方にあります。
ビーフシチューは、厚切り肉と野菜、香味野菜を赤ワインやトマトを使ったデミグラスソースで長時間加熱する煮込み料理、ハヤシライスは、薄切り肉とタマネギをトマトの酸味を効かせたソースで絡める炒め料理です。
作りすぎて余ってしまった場合は、本記事でご紹介したリメイクレシピをぜひ試して、料理のレパートリーの参考にしてください。
[文・構成/grape編集部]