駅で見つけた自販機 出てきたのは…「迷わず買った」
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興味が湧いた筆者は、同自動販売機を設置する取り組みを行っている『ヨコハマSDGsデザインセンター事務局』に取材し、話を聞きました。
同事務局は横浜市内外の事業者や市民と連携し、2030年までに達成すべき17の目標が掲げられているSDGsの達成や、食品ロス削減に向けた取り組みを推進しています。
筆者が利用した自動販売機は『食品ロス削減SDGsロッカー』というもの。
2025年5月現在、神奈川県横浜市内に7か所設置されているそうです。
――どういった経緯で、今回の取り組みが始まったのでしょうか?
ロッカー会社から「食品ロス削減に関して、何か一緒にできないか」とお話をいただいたことから、『フードロスロッカー』の設置を考えました。
ベーカリー店というのは、パンを店内に並べておかないと売れないので、営業終了のタイミングで捨てるパンが出てきます。
「それを、ロッカーで売ればいいのではないか」という話から『食品ロス削減SDGsロッカー』が始まりました。
このような経緯で、2024年1月から設置が始まった『食品ロス削減SDGsロッカー』。
同市にある市営地下鉄関内駅内に設置されているロッカーのパンは、毎回売り切れるといいます!
駅内にあるので、仕事から帰宅する人などに好評をいただいています。
ロッカーからベーカリー店を知る人も多くいるので、営業時間内の店舗の来客数が増えたという話も聞いております。
市営地下鉄関内駅内の『食品ロス削減SDGsロッカー』
「仕事帰りの時間だと、なかなかベーカリー店に立ち寄れない…」という人も、夜遅くに手作りパンを買うことができますね。
筆者が購入した時にも、スーツを着た男性や年配の女性など、幅広い利用客がいました。
また、自動販売機はベーカリー店にとっても、店舗の宣伝になっているとのこと。
ほかにも、ロッカーの設置によって、さまざまなメリットがあるようです。
子供を育てている人だと、ベビーカーで狭いベーカリー店に立ち寄るのが難しい場合があります。そのような人からも、「ベーカリー店のパンを手軽に購入できるのでありがたい」といった声が上がっております。
廃棄のパンが減るだけでなく、街づくりの観点から見ても、利点が多い『食品ロス削減SDGsロッカー』。
最後に、同自動販売機の今後について、聞きました。
ロッカーのパンが毎回売り切れていることで、フードロスをなくすことに貢献できていると考えています。今後も設置場所を増やしていく予定です。
また、この取り組みが注目を集めることで、フードロスそのものへの関心が広がっていけばいいなと思います。
ベーカリー店のように、日常的にフードロスが生まれている店があります。
私たち一人ひとりが「売れ残ったパンはどうするのだろう」などと、少しでもフードロスを意識して暮らしていくことが、SDGs達成への第一歩になるでしょう。
[文・構成/grape編集部]