「良かったです」は敬語として正しい?ビジネスで使える言い換え6選
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日常会話でよく使われる「良かったです」という表現ですが、敬語として正しいのか疑問に感じたことがある人もいるでしょう。
一見丁寧に聞こえる表現ですが、相手や場面によってはカジュアルすぎる印象を与えてしまうかもしれません。
本記事では「良かったです」は敬語として正しいのかどうかを解説したうえで、より丁寧に伝えたい時に使える言い換え表現や、ビジネスメールでの適切な使い方についてもご紹介します。
「良かったです」が正しい敬語なのか気になる人は、ぜひ参考にしてください。
「良かったです」は正しい敬語?
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「良かったです」という言葉は、『良かった』に丁寧語の『です』を加えたもので、敬語として一般的に使われています。
日常会話や、同僚のような比較的砕けた間柄のビジネスコミュニケーションであれば、違和感なく使用できるでしょう。
しかし、上司や大切な顧客といった格別の敬意が求められる相手に使うと、配慮が足りないと思われたり、稚拙な印象を与えたりしてしまうかもしれません。
特にメールや文書といった書き言葉では、より改まった別の表現を用いるほうが、相手への誠意を一層深く示せます。
「良かったです」は便利な言葉ですが、相手との関係性や状況に応じて適切に使い分けるべき表現だと心得ておきましょう。
ビジネスシーンで使える「良かったです」の言い換え6選
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「良かったです」という言葉は丁寧語に分類されますが、相手や状況によっては、さらに配慮の行き届いた表現が求められることがあります。
ここでは、ビジネスシーンで「良かったです」の代わりに使える、より適切な言い回しを6つまとめました。
1.喜ばしい限りです
「喜ばしい限りです」は、相手のよい出来事を自分のことのように喜ぶ際に使えます。
使用シーンと例文は以下の通りです。
【使用シーン】
【例文】
ビジネスにおいて相手の成功や慶事を祝福する際は、「良かったです」よりも深い敬意と誠意が伝わるでしょう。
2.何よりです
相手の状況が好転したことや無事であったことに対し、自分の安心した気持ちや喜びを伝える際に「何よりです」という言葉が役立ちます。
「良かったです」というよりも、相手への気遣いがより深く、丁寧に伝わるのがこの表現の長所です。
具体的な使用シーンや例文としては、以下が挙げられます。
【使用シーン】
【例文】
なお、さらに改まったシーンでは「何よりでございます」という言い方もよいでしょう。
3.お役に立てて光栄です
「お役に立てて光栄です」は、相手からの感謝や評価に対し、謙虚な気持ちと誠意を込めて返す言葉で、以下のようなシーンや文章として使えます。
【使用シーン】
【例文】
評価を受けた場面では、謙虚な気持ちを忘れずに表現しましょう。
4.嬉しく思います
「嬉しく思います」は、相手の好意や成功を受けて、自分の喜びを表明する際に用いる丁寧な言い方です。
この言葉は、以下のような状況や文章で活用できます。
【使用シーン】
【例文】
自分のポジティブな気持ちをストレートに伝えつつも礼儀を保てるため、社内の同僚から取引先まで、さまざまな相手に使用可能です。
さらに敬意を高めたい場合は『存じます』を使って「嬉しく存じます」とすると、よりフォーマルな印象を与えられます。
5.安心いたしました
「安心いたしました」は、相手の無事や成功を聞いて、心からホッとした気持ちを相手に丁寧に伝えるためのフレーズです。
以下の使用シーンや例文を押さえておくと、日常的に活用しやすくなります。
【使用シーン】
【例文】
この表現は、単に「良かったです」と述べるよりも、相手を気にかけていたという温かい気持ちが伝わりやすく、良好な関係構築に役立つ言葉といえるでしょう。
6.~さんのおかげです
「〜さんのおかげです」は、自分の成功や成果を周囲の支えや協力の結果として感謝を伝える言葉です。
使用シーンと例文を、以下にまとめました。
【使用シーン】
【例文】
「良かったです」よりも謙虚で思いやりがある印象を与え、評価された時の返答としても最適でしょう。
「良かったです」はビジネスメールでも使える?
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ビジネスメールで「良かったです」という言葉を使うこと自体は、間違いではありません。しかし、その使用には注意が必要で、受け手の立場や状況を常に考慮することが不可欠です。
社内の気軽な連絡であれば許容されますが、特に敬意を示すべき上司や取引先へのメールでは、より適切な代替表現を用いたほうがよいでしょう。「お役に立てて光栄です」や「安心いたしました」といった言葉を使えば、相手への敬意がより明確に伝わります。
また、文章内で同じフレーズを多用すると、表現が単調になりがちです。状況に応じてより適した語彙を使い分けましょう。
「良かったです」は正しい敬語だがビジネスでは言い換えがおすすめ
「良かったです」は正しい敬語ですが、使う相手や場面によってはカジュアルに受け取られる可能性があります。
そのため、ビジネスシーンでは「喜ばしい限りです」「安心いたしました」「お役に立てて光栄です」など、より丁寧な表現に言い換えるとよいでしょう。言い換えることで、相手に敬意を示しながら好印象を与えられます。
また、ビジネスメールでも同様に、場面や関係性に応じた適切な敬語表現を使い分けることが大切です。
本記事でご紹介した言い換え表現を活用して、よりよい人間関係を築いていきましょう。
[文・構成/grape編集部]