lifestyle

「少しずつ」「少しづつ」正解はどっち? こっそり知りたい日本語

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

日常的に使う言葉「少しずつ・少しづつ」。

みなさんは文章にする時に「ず」と「づ」、どちらで書いていますか。

「ずつで覚えた」という場合はほとんどでしょうが、一方で「づつを使っている」という人も一定数いるようです。

考え直してみると、当たり前に使っていた日本語も自信を持って「こちらが正しい!」とはいえなくなってきますよね。

正解は「どちらも誤りではない」

文部科学省の現代仮名遣いにおいては「ずつ」を使うことを原則としています(*1)。一般的にも「少しずつ」が正しい使い方、「少しづつ」は誤った使い方と認識している人も多いのではないでしょうか。

しかし厳密にいうと、どちらが正しいかを決めるのはむずかしいといえます。

というのも、昭和21年に内閣訓令第8号、内閣告示第33号が示される以前、歴史的仮名遣いにおいては「づつ」が主流だったのです。

Twitterを見てみると「少しづつ」という使い方に対して、こんな意見が多くありました。

「小学校では『少しずつ』と習っているはずなのに、違和感がある」

「づつを見ると爆発しそうになる」

「すごく気になってしまう」

一方で「書くときは『づつ』が好き」「どちらを使っていても気にしない」という声も。感じ方は人それぞれのようです。

どちらも誤りではないといえますが、現代仮名遣いに則って使っておけば間違いありません。

日本語は時代によって変容するもの。背景や正しい意味合いを理解したうえで、柔軟に使っていけるといいですね。

*1: 現代仮名遣い 本文 第2(表記の慣習による特例)|5 次のような語は,「ぢ」「づ」を用いて書く。|文化庁


[文・構成/grape編集部]

クリアファイルの写真

クリアファイルの角を切り落とせば… 意外な使い道に「天才だ」「この発想はなかった」日常の家事がラクになるような裏技を、Instagramで発信している、ゆっこ(yukko_mamachan__)さん。 家に余りがちなクリアファイルの、意外な活用法を紹介し、反響を呼びました。

つっぱり棒の写真

こんな使い方があったのか… つっぱり棒の活用法に「天才的」「これは思い付かない」そんなつっぱり棒の意外な活用法を、Instagramで紹介した、ぽむ(pom___room)さん。 どれも日常生活をラクにするものばかりで、あなたも「こんな使い方があったのか…」と驚くことでしょう。

出典
文化庁

Share Post LINE はてな コメント

page
top