靴下を洗う時、裏返す?表のまま? 老舗靴下メーカーおすすめの『洗い方』は…【洗濯のコツ】
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撮影:grape編集部

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衣服を洗濯機に入れる時に「裏返すのか、表のままでいいのか」と悩むことはありませんか。
悩みがちな衣類の1つである靴下は、表側のほうが汚れているように感じるかもしれません。
『靴下の洗い方』について、1953年創業の老舗メーカー、西垣靴下株式会社(以下、西垣靴下)協力のもと紹介します。
西垣靴下は奈良の高機能靴下ブランド『エコノレッグ』を展開しています。
靴下は『裏返して洗濯する』のが正解!
西垣靴下によると「実は靴下は、裏側の汚れのほうが落ちにくい」といいます。
靴下の汚れは表のほうが汚れているように思われがちですが、実は裏側につく足の皮脂や角質などたんぱく質の汚れが洗剤では分解しにくく、落ちにくいのです。
もちろん、表側についた大きなホコリやゴミはよく払ってからですが、裏返しの状態で洗濯機に入れるときれいに落ちます。
裏返して洗えば、繊維についたたんぱく質の汚れは、洗濯中にほかの洗濯物とこすれ合って落ちやすくなります。
靴下の裏側についた皮脂などの汚れを落とすためには、裏返してから洗濯槽に入れるのがよいのですね。
また、西垣靴下によると「裏返して洗うことで、表側に毛玉ができるのを防ぐ効果があります。靴下を脱ぐ時、ひっくり返ることが多いですが、そのまま裏返しでいいのです」と、裏返して洗濯するメリットもあるといいます。
※写真はイメージ
続けて西垣靴下によると、干す時にもポイントがあるそうです。
靴下を干す時は、ロゴムのある履き口部分を上にして干すことをおすすめします。
これは、履き口に使われているゴム系は水道水に含まれる塩素に弱く、履き口を下にすると履き口に水がたまり、ゴム糸が劣化しやすくなるためです。
また靴下の素材のポリウレタンは直射日光に弱く、繊維が劣化しやすくなるので、日陰干しがおすすめです。靴下もちょっとした洗濯の仕方で長持ちさせることができますので、お試しください。
西垣靴下によると「靴下は裏返して洗うのが正解」とのことでした。早速、今日の洗濯から実践してみてはいかがでしょうか。
※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]