白菜は冷凍するとまずい?上手に冷凍する2つの方法やおすすめ調理法も解説
公開: 更新:

※写真はイメージ

材料2つ、調味料2つで絶品! ご飯が進む『豚肉とさつまいものさっぱり甘辛煮』の作り方秋の味覚である、サツマイモを使ったレシピは多くありますよね。 しかし、サツマイモには甘味があるので、「ご飯のおかずにはなりづらい」と感じることはありませんか。 そこで、ご飯に合いそうなサツマイモのおかずをリサーチ。株式会...

白菜が『苦い』原因とは?苦味を取る3つの調理法や見分け方のコツをご紹介本記事では、白菜が苦くなる原因や苦味を取る調理法、苦い白菜を見分けるポイントについて分かりやすくご紹介。長期保存に便利な『冷凍保存』の方法も解説しているため「おいしい白菜をいつでも楽しみたい」と言う人は、ぜひ参考にしてください。






白菜は鍋や漬物、スープなど幅広い料理に使える野菜ですが、使いきれずに余ってしまうことも多いですよね。
そんな時に便利なのが『冷凍保存』です。しかし、白菜を冷凍すると、食感が変わったりにおいが出たりすることも。
本記事では、白菜をおいしく冷凍する方法を『生のまま』と『ゆでてから』の2通りでご紹介します。また、解凍方法や料理への活用法など、白菜をおいしく便利に活用するコツも解説するため、ぜひ参考にしてください。
白菜の基本的な保存方法
※写真はイメージ
まずは、白菜の基本的な保存方法をご紹介します。
丸ごとの場合
カットされていない丸ごとの状態の白菜は、常温で保存できるようです。
保存のポイントは次の通りで、2週間ほど保存できるとされています。
ただし、夏場や暖房の効いた室内では傷みやすいため、冷蔵庫の野菜室に入れるなどの注意が必要でしょう。
カットされている場合
2分の1個や4分の1個にカットされた白菜は、冷蔵庫での保存がおすすめです。
保存の際は、芯を切り取るか切り込みを入れて成長を止め、断面をラップでしっかり覆い、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
保存期間の目安は約1週間とされているため、なるべく早く食べきるのがおすすめです。
冷凍した白菜がまずいといわれるのはなぜ?
※写真はイメージ
白菜は「冷凍するとまずい」と言われることがあるようです。その要因はなんなのかを、以下で解説します。
繊維が壊れ食感が損なわれるから
白菜は水分が多いため、冷凍すると細胞が壊れて解凍時に水分が流れ出し、シャキシャキとした食感が失われるといわれています。
生のまま冷凍して解凍するとしんなりと柔らかくなり、見た目や風味に影響が出ることも。一方、火が通りやすくなるため、煮物やスープなど汁気の多い加熱料理には向いています。
イソチオシアネートという成分が出るから
生の白菜はほとんど無臭ですが、冷凍して解凍すると漬物のようなにおいが出ることも。これは、白菜に含まれる『イソチオシアネート』という成分が細胞の破壊によって流れ出し、揮発することで強いにおいに変わるためとされています。
腐敗ではないため食べられるようですが、においのせいでおいしく感じにくいこともあるでしょう。ただし、保存や解凍を工夫すれば、においを抑えることも可能なようです。
白菜を上手に冷凍する2つの方法
※写真はイメージ
白菜を上手に冷凍する方法を2つご紹介します。ぜひお試しください。
1.生のまま冷凍する
白菜は生のまま冷凍保存できます。手順は次の通りで、簡単に保存可能です。
1.使いやすい大きさにカットして洗う。
2.水分をしっかり切る。
3.小分けにして冷凍用保存袋や密閉容器に入れ、できるだけ空気に触れないように冷凍する。
冷凍した白菜は、凍ったまま調理に使えるため便利だといわれています。なお、保存期間の目安は約1か月のようです。
2.ゆでてから冷凍する
白菜はゆでてから冷凍するとかさが減り、冷凍庫内のスペース節約につながります。ゆでてから冷凍する場合は、次の手順で進めましょう。
1.葉を1枚ずつはがして洗う。
2.沸騰したお湯で少し硬めにゆでる。
3.粗熱をとり水気をしっかりと切る。
4.使いやすい大きさにカットする。
5.密閉容器や冷凍用保存袋に入れ冷凍庫へ。
ゆでてから冷凍した場合も、保存期間の目安は約1か月のようです。
冷凍した白菜の3つの解凍方法
冷凍した白菜の解凍方法を3つ、ご紹介します。調理法に合った方法を選びましょう。
1.冷凍のまま使う
※写真はイメージ
冷凍白菜は基本的に凍ったまま調理に使うのがおすすめです。
鍋や煮物、汁物などにそのまま加えると、手軽に調理できるうえ、味が染み込みやすくなるでしょう。
2.自然解凍する
※写真はイメージ
冷凍した白菜は、冷蔵庫でゆっくり自然解凍もできます。解凍時に出る水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ると、余分な水分が料理に入らず、使いやすくなるでしょう。
なお、自然解凍した白菜は、浅漬けやキムチなどの漬物に向いているようです。
3.レンジで解凍する
※写真はイメージ
冷凍した白菜は、電子レンジでも解凍できるとされています。解凍時に出る水分をしっかり絞るか拭き取ることで、炒め物や和え物、サラダなどに使っても水っぽくならないでしょう。
また、水分を取ることで、ドレッシングや調味料などの味が絡みやすくなるのだとか。ぜひ試してみてください。
冷凍白菜のおすすめ調理法
※写真はイメージ
冷凍白菜のおすすめ調理法をご紹介しますので、上手に活用しましょう。
鍋や汁物
冷凍白菜は火が通りやすく、味が染み込みやすいことが特徴です。
そのため、鍋や煮物、スープなど、白菜の食感が柔らかくなっても問題ない料理に向いています。鍋やスープに凍ったまま加えれば調理が簡単で、時短につながるでしょう。
また、冷凍することで繊維が柔らかくなるとされているため、出汁やスープの味がより染み込みやすくなることも利点です。
漬物
冷凍白菜は、自然解凍することで漬物のような食感になり、塩を足せば浅漬け風に、キムチの素と合わせれば即席キムチになります。
下漬けの手間が不要なため漬物が手軽においしく作れ、おひたしや小鉢料理に活用できる点も魅力です。
白菜をおいしく冷凍するにはコツがある
冷凍の白菜がまずいといわれる要因には、繊維が壊れて食感が変わることや、細胞の破壊でにおいが出ることが挙げられます。
しかし、白菜を冷凍する際にいくつかのポイントを押さえることで、解凍後もおいしく、調理に使いやすくなるようです。
また、加熱する料理には凍ったまま使ったり、漬物などの生で食べる料理では冷蔵庫で自然解凍したりと、調理に合わせた解凍方法を選びましょう。
冷凍方法や解凍方法を工夫することで、冷凍白菜を便利に、おいしく活用できます。旬の白菜のおいしさを長く楽しんでくださいね。
[文・構成/grape編集部]