エノキの横線は「切る目安」じゃなかった 生産者に聞いてわかった正しい切り方
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- 加藤えのき






エノキタケは鍋や汁物などには欠かせない食材です。エノキタケを買うと、軸の部分に不思議な横線が入っていますよね。
これはなんなのか、気になったことはありませんか。中には『ここで切りましょう』という意味なのかと思う人もいるかもしれません。
この横線について、実際にエノキタケを栽培している、宮崎県宮崎市にある『加藤えのき』にうかがいました。
エノキタケに横線が付く理由
『加藤えのき』によると、「横線ができるのは、ボトルで栽培しているため」とのことでした。
エノキタケは下の写真ように、ボトルに入って栽培されています。エノキタケが育つ『培地』をボトルに入れて用意し、ここに種菌を植えて育てるのです。
画像提供:加藤えのき
以下はエノキタケの収穫の様子です。ボトルのフチと軸部分に注目すると、軸の横線がボトルの跡だということが分かります。
画像提供:加藤えのき
栽培の途中でエノキタケが大きくなり、ボトルのフチ部分よりも太くなろうと成長するので、その部分にぎゅっと跡がつきます。その跡が、軸部分の不思議な横線になるわけです。
つまり横線は品質や鮮度とは無関係で、ボトルからしっかりと押し広がって育った証といえます。
画像提供:加藤えのき
横線より下は食べられる? 正しい切り方の目安
エノキタケにある横線は『ここで切りましょう』と示しているわけではなかったのですね。
『加藤えのき』にうかがったところ「横線より下、エノキタケの軸の部分、ギリギリの根本のところで切って使っても大丈夫」とのことでした。
横線の位置で切ってしまうと、食べられる軸の部分をかなり捨てることになります。根本ギリギリを目安に切るようにすると、無駄が少なくなります。
ただし、根本に近い部分には培地(おがくずなどの栄養素を混ぜた土台)が付着していることがあります。気になる場合は、切り落とした後に軽く水で洗い流すと清潔に使えます。洗いすぎると風味が落ちることもあるため、さっと流す程度にとどめるのがおすすめです。
エノキタケを使う際の注意点
エノキタケに付いた培地が気になる人は、軽く洗い流すなどして培地を取り除いてください。また、きのこ類を食べる時には必ず加熱してください。
加熱が不十分だと消化しにくい場合があるため、鍋や炒め物など、しっかり火を通す調理法で使うのが基本です。表面がしんなりして透明感が出てきたら、火が通ったサインです。
『加藤えのき』のアドバイス通り、可食部分をカットしすぎず、エノキタケをムダなく食べましょう!
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]