生徒「教員失格どころか人間失格」→教員「青二才の分際で」 40年続く高校の伝統行事が面白い

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Twitter

旭川工業高等専門学校(以下、旭川高専)の生徒が、教員に対して叩きつけた挑戦状が「あまりにも過激だ」と注目を集めています。

テストの問題は訳のわからない日本語で書かれている(化学よりも国語を勉強したほうがよいのではないか?)

生徒がこう挑発すれば、教員もこんな過激な表現で一刀両断。

人生には、無謀な挑戦をしたくなる時期があるものだが、身の丈を知らないにも程がある

何だか険悪な雰囲気ですが、実はこのやり取りは旭川高専で40年以上も続く伝統行事だそうです。

「1972年には既に行われていた」と言われ、生徒と教員の親睦を深めるために行われるようになったという説が有力だそうです。

生徒からの挑戦状と教員からの応戦状

それでは、「あまりにも過激だ」「冗談の中に、数個の本気を散りばめた今世紀最高の挑戦状」と評される、生徒から教員への挑戦状全文をご覧ください。

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出典:Twitter

挑戦状

遂に我々が下剋上を果たす時が来た。

学生を苦しめるために大量のレポートや課題を課し、テストの問題は訳のわからない日本語で書かれている(化学よりも国語を勉強したほうがよいのではないか?)。

また、普段からアカハラ寸前まで学生をいじり倒し、車研では我々学生を奴隷のように扱う。

挙句の果てに、理想像から外れた学生には、ボロ雑巾のように留年を言い渡す貴様らは、教員失格どころか人間失格である。

よって我々が全化学科の学生を代表して、貴様らに挑戦状を叩き付ける。

本来ならこの憎悪をSNSで拡散してやりたいところだが、我々の輝かしい未来に影を落としかねないので「ソフトボール」によって勝負してやる。

どうせ貴様らのボロボロな体(主に肺と肝臓)では、ろくにバットも持ち上げられないだろうから特別に専攻科生の出場も許可してやる。十月二十日午前十一時グラウンドにて待つ。

当日に敵前逃亡しないよう、せいぜい覚悟を固めておけ。

五年化学科一同

Twitter ーより引用

メチャクチャ挑発してます!!!

この挑戦状に対し、教員も黙ってはいません。

応戦状で反論し、真っ向勝負の構えを見せます。

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出典:Twitter

応戦状

物質化学工学科五年の諸君

諸君の挑戦状、確かに受け取った。

人生には、無謀な挑戦をしたくなる時期があるものだが、身の丈を知らないにも程がある。

青二才の分際で、まさか我々教員に挑戦するとは…。

本来であれば一笑に付すところだが、今回は特別にアマちゃんの諸君に、世の中の厳しさを教えてやろう。

  • 最高学年としての自覚がない
  • 多くが高専卒業見込みの学力レベルに達していない
  • 人を思いやれない
  • 礼儀正しく振る舞えない
  • 利欲にとらわれ、なすべきことができない
  • 道理をわきまえない
  • 約束を守らず、誠実に行動できない

これまでの諸君の愚行を並べ立てるときりがないが、我々C科の教員が紳士的な態度であることをいいことに、自由気ままに振る舞った諸君が、この先どうなるかは火を見るよりも明らか。

我々と同じ土俵で戦えるこの機会をせいぜい楽しむがよい。

何はともあれ、十月二十日の午前十一時、クラス全員揃ってグラウンドで待っていろ。

個性が強すぎる5C諸君では、全員揃うことすら難しいとは思うがね。

平成二十八年十月十八日
物質化学工学科教員一同

Twitter ーより引用

一歩も引かずに徹底抗戦の構えです(笑)

終始冷静に、大人の対応にも見えますが、「本気で怒っているのか?」と思わせる文言も。

というのも、生徒からの挑戦状は、さらに3枚もあり、辛辣な表現に個人攻撃を絡めて文章で、教員を挑発していたのです。

生徒から教員へのさらなる3枚の挑戦状は次のページで!

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