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バケツに汲んだ井戸水が燃える! 1950年代に起きた立川の井戸異変

By - grape編集部  公開:  更新:

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毎日、当たり前のように飲んでいる水。水道をひねるだけで美味しい水が飲めるって、実はすごくありがたいことですよね。

もしも何かの理由で、水道の水に異物が混入してしまったら…? 東京都立川市では1952年、そんな恐ろしい事態が実際に起きてしまいました。

なんと飲料に使っていた地下水が米軍基地から漏れ出た油で汚染されてしまったのです。試しに井戸水をいれたバケツにマッチの火を近づけてみると…、なんと炎を上げて燃えています!

これではとても飲めません…!映像には、なんとか工夫して水を確保しようとする人々の姿が記録されています。

 

映像中、地下水汚染の原因を探ろうと現地に派遣されているのは、当時の都庁のお役人さんたち。なんとなく最近の豊洲市場の地下水汚染の調査に向かう都庁の方々とダブって見えてしまいます。

 

原因が基地の地下廃油タンクや輸送管の損傷であることは明らかでしたが、日本政府が具体的な対策を講じないまま、被害は拡大していってしまいました。

 

この騒動がきっかけで、立川では地域住民の基地への反感が強まり、1957年のいわゆる砂川事件(基地拡張反対派のデモが基地に侵入した事件)に発展したと言われています。

 
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それにしても映像に出てきた、お豆腐。お店の方がクンクンと匂いを嗅いでいましたが、そして結局、食べることはできたのでしょうか?

「この馬車はお城には向かいません、幼稚園行きです」 昭和の園児がうらやましい!馬車がお迎えに来てくれたら、喜んで飛び乗りますよね? 園児時代にこんなお迎えだったら1日も休まなかったのに!

「僕らが空き巣から守るよ!」 笑顔で家の中に入ってくる若者に、平和を見た毎月18日は『防災の日』です。昭和期、日本の農村に存在した『少年パトロール隊』。その実態は、留守の家に入り戸締まりや台所の火消しをするという、現代じゃ考えられない何とも「平和」な取組でした。

出典
きょうの蔵出しNHK

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