量産車が285トンのジェット機を引っ張り、ギネス記録更新!
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『ヨーロッパで一番忙しい空港』と呼ばれる、パリ=シャルル・ド・ゴール空港。そこで壮大なテストが行われ、なんとギネス記録を更新。ネット上で話題を呼んでいます。
テスト内容は「車はどのくらいのものを引っ張れるのか」というもの。そこで用いられたのが超大型旅客機エアバスA380。重さはなんと285トン!
けん引に挑戦したのはポルシェの「カイエン Sディーゼル」。100倍の重量を引っ張るなんて不可能かと思いきや、287kWの馬力をフルに使うと旅客機が動き出します。
結果、42メートルもの距離をけん引することができ、ギネス記録「量産車で最も重い航空機をけん引」を更新しました!
知り合いのアイディアを現実に
このアイディアは、ポルシェGBの技術者リチャード・ペインさんの発案。彼はテスト車をサーキットなどに運ぶためにカイエンを使ってけん引していました。そこで、実際どれくらい重いものを引っ張れるのかと考えたのだとか。
計算をしてみると、カイエンのエンジン、ギアボックス、シャシー構造などを改造せずに、旅客機をけん引することができることが判明。早速実践してみることにしました。
通常だと、性能の限界をここまでして試すことはありません。けん引している間は、車ががんばってるなという印象を受けましたが、悲鳴をおこすことはありませんでした。
ちなみに、けん引をしたカイエンは、私がロンドンから運転してきたんですが、このままこれに乗ってロンドンに戻るつもりです。
量産車の底力を見せた今回のテスト。今度この車を街中で見かけたら、旅客機をけん引するシーンを思い出しそうです。
[文・構成/grape編集部]