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東京消防庁「お餅を食べる時はこうして!」10人以上が窒息で救急搬送

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

お正月によく食べる餅をノドに詰まらせ、窒息状態におちいる事故が相次で発生しています。

飲み込む力の弱い高齢者がいる家庭では、注意が必要です。

高齢者が9割

東京消防庁によると、毎年12月から1月にかけて窒息事故が多くなるそうです。

2012年から2016年までの間に、餅をノドに詰まらせて搬送された人は、542人にものぼります。

特に65歳以上の高齢者が多く、なんと約9割を占めているのだとか。

産経ニュースによると、2018年1月1日午後3時現在、東京都内に住む55歳から90歳の男女計10人が救急搬送されたとのこと。そのうち6人が心肺停止などの重篤な状態だったそうです。

餅による事故に対して、ネット上ではこのような声が上がっていました。

・窒息は一瞬です。自分は大丈夫と思わずに気を付けましょう。

・新年早々、窒息とか…気を付けないと。

・高齢者だけでなく、子どものいる家庭も危険ですよね。

餅を食べる時は注意して

事故を防ぐポイントとして、東京消防庁は次のような注意喚起を上げています。

①餅は小さく切って、食べやすい大きさにしましょう。

②急いで飲み込まず、ゆっくりと噛んでから飲み込みましょう。

③乳幼児や高齢者と一緒に食事をする際は、適時食事の様子を見るなど注意を払うよう心がけましょう。

④いざという時に備え、応急手当の方法をよく理解しておきましょう。

東京消防庁 ーより引用

また、応急手当の方法として、呼びかけや背部叩打法(はいぶこうだほう)の実施手順を載せています。

呼びかけて反応があれば

1.まず咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせます。

2.咳もできずに窒息しているときは、年齢・性別に関係なく実施可能な背部叩打法(はいぶこうだほう)を行いましょう。

東京消防庁 ーより引用

背部叩打法

1.食べ物を詰まらせた人(以下「傷病者」といいます。)が立っているか座っている場合は、やや後方から片手で傷病者の胸もしくは下あごを支えて、うつむかせます。

2.傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支えます。片手で傷病者の顔を支えます。

3.もう片方の手のひらの付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く4~5回、迅速に叩きます。異物が取れるか、反応がなくなるまで続けます。

東京消防庁 ーより引用

また、呼びかけに反応がない場合などは、直ちに心肺蘇生を開始し、救急車を呼ぶようにしましょう。

お雑煮や餅料理などを食べる機会が多い正月シーズン。高齢者がいる家庭は、普段以上に様子を見守るようにしてください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
産経ニュース東京消防庁

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