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「敷地に入らなければ」その反省に次回はない 北海道民が注意喚起

By - grape編集部  作成:  更新:

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※写真はイメージ

豊かな自然に、おいしいグルメなど、観光地として人気が高い北海道。しかし近年、観光客のマナー悪化に北海道で農業を営む人たちから悲鳴が上がっています。

「知らなかった」では済まされない

問題視されているのは、牧草地や畑に無断で立ち入る観光客。

どこまでも続く牧草地は北海道らしい風景の1つです。記念撮影のために、牧草地に入り込む観光客も少なくありません。

しかし、そうした行為はあまりにも危険すぎると警告するのは、北海道で暮らすりこ姉(@naberican)さん。

観光客のマナー悪化によって、どのような被害があるのか…北海道農家の現状を訴えたメッセージをご覧ください。

北海道旅行にお越しの皆様、これから旅行を予定されている皆様へお伝えしたいことがございます。

北海道は美しい風景が広がっています。

どこまでも続く道や牧草地、綺麗な風景を前に「記念に1枚!」と誰しもが思い、行動したくなるはずです。

しかし、お願いがあります。

軽い気持ちで踏み入れる1歩が感染へつながります。牧草地や畑に入るのは絶対ダメです。乗り物で入ることも、自分の足で入ることもダメです。

「牧草ロールに乗って写真!」しかし、牧草ロールはとても大切な家畜のエサなんです。近年は撮影のために侵入する人もいらっしゃいます。

軽い気持ちで立ち入ることにより害虫病原体を持ち込みます。

北海道は広く、道も多いため、看板の設置は難しい所もございます。「看板がないからいいじゃない!」「すごい雑草だらけじゃん!」と思っても、そうじゃないんです。

予算がない、農家さん側でも手入れが行き届かない現状がございます。

やがて、私たちの元に届く畑の野菜も、飲む牛乳やお肉も、農家の人たちが大切に育てています。ただの草原じゃないです。

病原体により、牛や豚といった家畜がかかる『口蹄疫(こうていえき)』などは、外部の人間の立ち入りによって感染します。

一度被害が出ると数億円の被害になることもあります。簡単な気持ちにより農家さんは大変な思いをしております。

マナーが守れない人たちが増え、美瑛(びえい)では有名な観光地のシンボルツリーが伐採されました。

全国どの地域でもマナーやルールがあるはずです。北海道や農業が盛んな地域は困ってしまいます。

Twitterユーザーの皆様の力が必要です。たくさんの人たちに知ってほしいです。拡散をよろしくお願いいたします。

2016年には、CMの撮影地にも使われた、北海道美瑛町の観光名所『哲学の木』と呼ばれたポプラが、所有者によって伐採されました。

伐採の理由は、写真撮影の観光客が周囲の畑を踏み荒らすといったマナーの悪化…。

今回、りこ姉さんが訴えているような観光客のマナー悪化は、つい最近起きたものではなく、以前から問題視されていたものなのです。

北海道民以外の反応

「知らされなかった」では済まされない、北海道農家が抱える悩み…。

りこ姉さんの呼びかけは反響を呼び、北海道民を含め、さまざまな地域の人たちからコメントが寄せられました。

・東京都民です。これは正直、いわれないと分かりませんでした。肝に銘じ、みんなに広めます。

・ただの空き地だったとしても誰かの私有地です。勝手に進入していいわけありません。

・みんなが常識を持って行動してほしいですね。

広大な牧草地は、北海道を象徴する風景の1つ。記念写真を撮りたくなる気持ちも理解できます。

しかし、「自分がよければいい」「少しだけなら大丈夫」といった少しの甘えが、後々、大きなトラブルにつながる可能性があることを忘れてはいけません。

地域の人たちの思いや生活を尊重し、節度を守った観光を楽しむ…そんな当たり前の思いが広がってほしいと強く感じさせられます。


[文・構成/grape編集部]

出典
@naberican

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