内緒話もこれでOK!　話し声が漏れないスマホ用音声マイク

スマートフォンや携帯電話を使う時、人には聞かれたくない会話をしなければならず、周囲が気になったりすることがありますよね。

そんな時のために自分の話し声を漏らさないスマホ用音声マスクが開発され、クラウドファンディングサイト『CAMPFIRE（キャンプファイヤー）』で購入者を募集しています。その名も『Hushme（ハッシュミー）』。

『世界初のスマホ用ボイスマスク』とキャッチコピーがついています。

『Hushme』はVRメガネが小さく薄くなって、口の部分に装着された感じのマスク風ガジェット。

ワイヤレスヘッドフォンとマイクが搭載されていて、スマートフォンとリンクさせることでワイヤレスヘッドフォンとして音楽を聴いたり、マスクの内側に埋め込まれた断熱材や吸音塗料によって声が外にもれずにマスク内のマイクから電話をすることができます。専用ページでは１メートル先の人にはほとんど聞こえないとあります。

通常のヘッドセットモードでは、Bluetooth経由でスマートフォンに接続し、電話で話をしたり音楽を聴いたりする時にハンズフリーヘッドセットとしても使用可能です。

電話がかかってきたり、電話で相手と話したいとなった時は、『Hushme』を口の近くに固定し、会話をします。

マスクは低アレルギー性シリコーン素材のマスクとマウスピースでできているそうなので長時間使っても安全。このマウスピースは交換可能、取り外して新しいものと交換することができるので清潔さにも注意を払っていますね。さらにサイズ調整機能により、マスクの適切なサイズを設定して、どんな顔にも合うように変更できます。

それでも聞かれては困る時には、話す際に様々な音を流して、さらに聞こえにくくすることができるそうです。

ライブラリからマスキングサウンドを選択したり、カスタマイズしたサウンドをアップロードすれば、専用のスマホアプリを通じてスマートフォンのスピーカーでマスキングサウンドが再生されます。マスキング音の音量やボリュームは、会話のペースやリズム、音量によって自動的に変化。現在、雨や風などの自然音が数種類が搭載されています。

この『Hushme』は、東ヨーロッパのウクライナのとある食品会社の役員だった３人の『ある体験』から始まりました。

『Hushme』が世の中に広まったのは、プロトタイプが国際家電見本市（CES 2017）において初めて発表され、市場の専門家や一般の人々の間で多くの関心が寄せられたころからだそうです。

CAMPFIREでの募集は２０１８年１０月１７日までとなっています。興味のある人はサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

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[文・構成　土屋夏彦]