マクドナルドに自作の偽ポスターを貼った学生 怒られるどころか最高の結末に
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
6年間、撮影した写真を1枚にすると? 光景に「泣いた」「鳥肌が立った」絵本の1ページのような家族写真を撮り続けている、Masaya(@88Masaya)さん。息子さんが生まれた2019年から毎年、ある場所で家族写真を撮影しているといいます。
アメリカ・テキサス州に住むジェヴさんは友人と一緒にマクドナルドで食事をしていました。その時、店内を見てあることに気付きます。
それは店内に貼られているポスターにアジア人の写真が1つもないことでした。
フィリピン系アメリカ人であるジェヴさんは、普段からアメリカの企業の広告にアジア人が起用されていることが少ないことに気付いていたといいます。
そしてマクドナルドの店内にポスターが貼られていない大きな壁があるのを見た彼は、あるアイデアを思い付いたのです。
ここに僕らがモデルの偽ポスターを貼ってしまおう
マクドナルドにアジア人がモデルのポスターを
ジェヴさんのアイディアを聞いた友人のクリスチャンさんもこのいたずら作戦に賛成。早速2人は偽ポスター作りをスタートします。
まず彼らはいかにもマクドナルドのポスターっぽい写真を近所で撮影。その写真に、実際に店内に貼ってあるポスターと似たような加工を施す編集をします。さらに壁掛け用の大きなポスターにするために印刷サービスを利用しました。
続いて店員やお客さんに気付かれないようにポスターを貼るため、なんとマクドナルドの店員の制服をリサイクルショップで購入。本物の店員そっくりに見せるためバッジやネクタイなども完璧にそろえるという徹底ぶり。偽の名札には『インテリアコーディネーター』の肩書が!
数日後、印刷サービスから完成したポスターが届き、いよいよマクドナルドの店内に貼る作戦の実行の日がやってきます。その一部始終を収めた動画がこちらです。
ジェヴさんは数人の友人たちと協力して、ポスターを貼ることに成功!店内にはほかのお客さんもいますが、誰も気が付いていません。
そして彼は約7週間後にTwitterにこの偽ポスター作戦について投稿。なんとこの時点でもまだポスターははがされていなかったのです。
出典:@Jevholution
このツイートはたちまち話題になり、100万以上の「いいね」と25万回以上リツイートされます。
それほど注目を浴びてしまったら、きっとマクドナルドがポスターに気付いてはがしてしまうのでは…と思いきや、なんとマクドナルドの対応は真逆でした。店舗のオーナーが海外メディア『CNN』の取材にこう答えたのです。
ジェヴさんたちのいたずらは怒られるどころか、マクドナルドの店舗から称賛されたのです。
この偽ポスター作戦は多数のメディアでも紹介されています。その結果、ジェヴさんがこのいたずらに込めた「アメリカの企業に、すべての人種の人たちを広告に起用することを考えてほしい」という思いは、予想をはるかに超える規模で広まることとなったのです。
2人の学生が仕掛けた誰も傷つかない『クリエイティブすぎるいたずら』。この出来事によって、今後アメリカの企業広告に、よりさまざまな人種の人たちの姿が見られるようになるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]