話し方のコツは『間』 それはビジネスでもプライベートでも
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洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。
話し方のコツは『間』です
アナウンサー押阪忍の『美しいことば』
会話の上手 下手は、その話しの中で、いかに『間』をとるかによって決る、とも言われています。『間』のとり方は易しいようで結構難しいものですが、ひとつ判り易い例をあげてみますね。
好きな人に自分の気持ちを打ち明ける場合、「わたしは◯◯さんのことが好きです」と 立て板に水で伝えるより「わたしは…○○さんのことが…好きです…。」と その告白?の中に『間』をつくって伝えた方が、より気持ちが伝わり、より効果的ではないかと思います。
勿論 抑揚や語感なども関係はありますが…。
挨拶や発表などに於いても然りです。例えば3分メッセージ。人前での表現ですから 当然誰でも緊張しますが、自分の構成した文章を、何回も何回も 繰り返し繰り返し練習するのです。
話し方のプロでも同じです。決めた文章を、喋りだしから締めの言葉まで、10数回練習すれば、発音発声も ”こなれて”きますし「大丈夫!」という自信がついてきます。
そこで初めて、どこで『間』を取れば、より効果的かということが判ります。絵画や広告文などでいう『ゴールデン・スペース』”余白”が生まれるのです。『喋る』というより、むしろ『黙る』という 話し方の究極の『コツ』が判り初めてきます。そうなって来ると、人前で話すことが楽しくなります。
”稽古は嘘つかない!”演劇人のイロハのイです。稽古もしないで下手に『間』をとると ただの沈黙でしかない『間抜け』になりますから気をつけましょうね。
ところで次回は、美空ひばりさんの歌が、なぜ人の心を魅了するのか…日本を代表する作詞家と作曲家から聴いた『名言』をご紹介します。乞うご期待!
<2018年11月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2018年現在、アナウンサー生活60年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。