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正月で胃がつかれた時の食の知恵 『日本の行事食』をご存じですか

By - 押阪 忍  作成:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。

日本の行事会ってご存じですか アナウンサー押阪忍の『美しいことば』

新年おめでとうございます。拙文ですが本年もどうぞよろしくお願いいたします。

松飾りは取れましたが、新年の気分はまだ残り、新年会も まだあちこちで開かれていますし、遅い初詣や女性の晴れ着姿も まだ見られるようですね。

ところで、日本の新年には いろいろな『行事食』があるのをご存じでしょうか。『おせち』は、その代表格ですが、1月3日は『三日とろろ』、長寿を願ってとろろを食べるもので、山いもには、お正月の御馳走を食べたあとの 疲れた胃腸を整える役割があるそうです。

この他、3日は『わらびの正月』、わらびの名前から『笑う→福笑い』と縁起をかつぎ食べる習慣になったとか…。6日は『納豆の年取り』。そのままでもいいし、すりつぶして汁物に入れていただくそうです。

7日はおなじみの『七草粥ななくさがゆ』。11日は『鏡開き』、15日は『小豆粥あずきがゆ』、18日は『十八粥じゅうはちがゆ』、20日は『二十日正月はつかしょうがつ』。地域によって風習もさまざまですが、『二十日正月』は、麦飯にとろろ汁をかけて食べる日で、西日本に多い行事です。『麦の正月』とも呼ばれています。

小豆粥

七草粥もそうですが、その日に食べるのは無理でも、おせちやお餅で疲れた胃を休めるなど、何かと理にかなった行事ですから、新年の食生活に、日本古来の食習慣をとり入れてみたいですね。

身体に栄養と休息を与える日本の行事食、先人達の食の知恵とも言うべき『日本の行事食』 食文化の”温故知新”でその幾つかにトライしてみてはいかがでしょうか。

意外と新鮮な味がするかもしれませんよ…。

<2019年1月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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