認知症の母が何度も電話してくる 娘がホワイトボードに書いたメッセージが話題に
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- 出典
- @GrimmPhil






認知症の人にとって、周囲の人の支援や協力は欠かせないもの。
Twitterに投稿された、認知症にまつわる親子のやり取りに、多くの人が心を動かされています。
認知症の母親に娘が用意したメッセージ
Twitterに一連の出来事を投稿したのは、フィリップ・グリマー(@GrimmPhil)さんという男性医師。
認知症の母親を持つ女性が行った、画期的なアイディアをネット上で紹介しました。
認知症の症状のひとつに、「自分はお金を払ったのか」「誰かに迷惑をかけていないか」といった不安が繰り返し頭をよぎることがあります。その不安は、本人にとって何度経験しても新しいもので、確認せずにはいられない切実なものです。
日中に何度も不安になって、自宅から電話をかけてくるという母親。女性は、母親のためにシンプルなホワイトボードを居間に設置しました。
続けて、いつでも母親の目に付くように、次のようなメッセージをつづったのです。
母親が繰り返し感じていた不安に、ひとつひとつ答えたメッセージ
ホワイトボードに女性が書いたのは、母親が認知症により『不安に思うこと』を集め、安心させるための言葉。
「大丈夫ですよ」とひとことで伝えるのではなく、母親が実際に口にしてきた心配事のひとつひとつに、丁寧に答えているところが印象的です。引っ越しへの不安、借金への心配、誰かを怒らせていないかという気がかり。それらすべてに「あなたは大丈夫」と明確に示しているのです。さらに「飲み物を摂ってください」という一文には、水分補給が認知機能の助けになるという実用的な配慮も込められています。
メッセージを書いたホワイトボードを置くようになった結果、母親からの電話は減ったといいます。
「自分も同じようにしている」共感の声も
女性の行動に対し、ネット上では「なんて素晴らしいアイディア!」「優しくて賢い娘さんだね」といったコメントが相次ぎました。
また、中には「自分も同じように認知症の家族にメッセージを残すようにしているよ」といった声も。
投稿を紹介した医師のグリマーさんのツイートは大きく拡散され、認知症の家族を持つ人々の間で反響を呼んだそうです。同じ状況で悩んでいた人たちにとって、一枚のホワイトボードというシンプルな方法が、具体的なヒントになったようです。
母親はつづられたメッセージを読むたびに、安心することでしょう。ホワイトボードに書かれたメッセージには、母親を大切に想う娘の愛がつまっています。
[文・構成/grape編集部]