マスクのサイズ合ってる? 意外と知らない、自分に合ったマスクの選び方
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花粉や風邪などでつらい時期に重宝されるのが、マスクです。
マスクは自分の顔のサイズに合わせて、ピッタリのものを選ぶことが大切。いま使っているマスクのサイズは、本当に合っているのでしょうか。
あなたの顔はどのサイズ?正しい測りかた
保健衛生向上に貢献している日本衛生材料工業連合会が公開している、マスクのサイズの測りかたをご紹介します。
マスクのサイズを知るために必要なのは、自分の指と物差しだけ。
まずは親指と人差し指でこのようなL字をつくります。
そして親指を耳の付け根の一番高いところ、人差し指を鼻の付け根から1㎝下のところに当てます。
親指と人差し指の間の長さを測ります。測った結果は、12.5㎜でした。
指で測った長さに対応した、マスクのサイズは以下の通りです。
12.5㎜の場合は、小さめサイズか普通サイズがオススメであることが分かりました。
しかし、サイズが分かっても、マスクの種類はさまざま。違う種類でも、同じサイズを選んで大丈夫なのかという疑問が浮かびます。
今回は、プリーツ型と立体型マスクを実際に着用してフィット感を比較。そして、眼鏡用と洗えるマスクの着け心地も確かめました。
プリーツ型マスク
まずは『プリーツ型マスク』から。『プリーツ型マスク』は、その構造から口を動かしたり話したりしてもズレにくいのが特徴的。
また、着用しても圧迫感が少ないため、息苦しさを感じにくくなっています。
今回は小さめ・普通・大きめの3種類で比較しました。
※右から、小さめ・普通・大きめサイズのマスク。
小さめサイズは約145㎜×90㎜、普通サイズは約165㎜×90㎜、大きめサイズは約180㎜×90㎜でした。
指で測った長さが12.5㎝の人が、3種類のサイズのマスクをつけるとどうなるのでしょうか。
まずは、小さめを着けてみました。隙間なく、ぴったりフィットしているのが分かります。
普通サイズでは少し余裕がありますが、フィット感はありました。
しかし、大きめサイズになると横に大きく隙間ができてしまいます!
これは明らかにアウトでしょう。
試しに、14㎝の男性でも比較。14㎝の場合は、普通か大きめサイズになります。
普通サイズはピッタリだったので大きめを着用したところ、少し隙間があるもののフィット感はあるとのこと。
『プリーツ型マスク』は、ゴム紐のため顔のサイズに合わなくても多少調整がきくのが分かりました。
しかし、隙間があると花粉だけでなくウイルスなども入ってきてしまうので、顔に合ったサイズをつけるのが重要だといえるでしょう。
立体型マスク
次に、『立体型マスク』の普通と大きめサイズを試しました。人の顔の形に合わせて作られている立体型マスクは、口紅が付きにくいため多くの女性から愛用されています。
こちらでは、普通サイズと大きめサイズを試します。
普通サイズは隙間ができず、ピッタリとフィットしました。
大きめサイズになると顔全体をマスクが覆うような感じになり、アゴの下あたりに隙間ができてしまいました。
同じ大きめサイズを先ほどの男性がつけると、ピッタリ!
ゴム紐と違って立体型マスクは調整がしにくいため、購入後は実際につけてみることをオススメします。
「プリーツ型マスクの小さめがちょうどいい」と思っている人も、調整がきかない『立体型マスク』の場合は普通サイズが合うことも。
まとめ買いをする前に、自分にピッタリのサイズを見つけたいですね!
眼鏡用マスク
眼鏡をかけている人も花粉対策をしたいもの。ですが、マスクをつけて眼鏡をかけると曇ってしまうのが悩みの種です。
『眼鏡用マスク』は2種類比較しました。どちらも小さめサイズで、本当に眼鏡が曇らないのかを調査!
まずは、鼻の上までマスクの不織布が覆うマスクから。しっかりと上部の呼気の漏れがガードされ、着用しても眼鏡が曇ることはありませんでした。
次に試したマスクは、鼻のところにクッションが付いているタイプ。このクッションのおかげで、眼鏡がほとんど曇りません。
顎のところも受け皿のようにフィットする設計になったマスクです。
どちらのマスクも、眼鏡が曇る心配はなし。さすが、眼鏡をかけている人のために設計されたマスクです!
洗えるマスク
最後に紹介するのは、『洗えるマスク』。ポリウレタン素材のため、洗って何度も使うことができます。
最近流行っている黒色のマスク以外にも、色のバリエーションが豊富。普通のマスクにはない素材のにおいが少し気になるかもしれませんが、触り心地はとてもいいです。
マスクだけでも様々な種類がありますね。せっかくマスクをつけていても、効果がなければ意味がありません。
ぜひ自分に合ったサイズと用途で、花粉や風邪の季節を乗り越えましょう!
[文・構成/grape編集部]