外出自粛のニューヨーク 『路上ウエディング』をしたカップルに祝福の嵐
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2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響によって、予定していた結婚式を延期せざるを得なくなった人は大勢います。
また役所の閉鎖により、結婚手続きができなくなったカップルもいるのです。
アメリカ・ニューヨークに住むライリー・ジェニングスさんとアマンダ・ウィーラーさんは2019年10月に結婚式を挙げる予定でした。
しかし経済的な理由により、裁判所で結婚式をすることに決めたのです。
コロナウイルスの影響で結婚できない!
ニューヨークで結婚をするにはまず市役所で結婚許可証を取得し、その24時間後以降に立会人のもとで式を行う資格を持つ神父が挙式をし、結婚証明書が発行されます。
3月19日、ライリーさんとアマンダさんは結婚許可証を取得。翌日、結婚式を挙げるために裁判所を訪れました。
ところがこの日、コロナウイルスの感染拡大防止のために突然、ニューヨーク市の裁判所内の結婚式を執り行う部署が閉鎖されてしまったのです。
せっかく結婚許可証を手に入れたのに挙式ができないことが分かった2人は数時間泣き続けました。
するとその状況を知った彼女たちの友人のマット・ウィルソンさんが、こんな提案をします。
僕がきみたちの挙式をしてあげるよ!
実はマットさんは結婚式を執り行う資格を持っていたのです。
この提案にライリーさんとアマンダさんは大喜び。そしてマットさんが住むアパートの下で、2人の結婚式が行われました。
アパートの4階の窓から、誓いの言葉を読み上げるマットさん。また立会人として4人の友人が駆け付け、安全な距離をとって2人の式を見守りました。
こうして通行人や近所の人たちにも祝福されながら、ライリーさんとアマンダさんは結婚式を挙げることができました。
この動画には2人を祝福するコメントが殺到しています。
・愛は勝つ!
・なんてニューヨークらしいのだろうか!
・おめでとう!愛はすべてを克服できるんだね。
※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。
ライリーさんはInstagramにこの日の思いをつづっています。
人生には予定通りにいかないことがたくさんあります。しかし、予定が狂ったおかげで想像もしなかった素晴らしい経験ができることもあるのではないでしょうか。
都市が閉鎖されたニューヨークの路上で永遠の愛を誓ったライリーさんとアマンダさん。
2人にとってこの結婚式は一生忘れられない思い出となることでしょう。
[文・構成/grape編集部]