全米が感動 ホームレスの女性 寝泊まりしていたスーパーの店員になり、再起を誓う
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
すき家で注文した『税込2190円』のメニュー 見た目に「高嶺の花」「これはたまらん」2024年12月18日、「すき家に1900日以上通ってるワイが、最近おいしかった料理を紹介します」というコメントとともにXに1枚の写真を公開したのは、『すき家』に足繁く通っているマナリス(@manarisu9475)さん。同日、マナリスさんが注文したのは、ご飯の上に牛肉ではない食材がのっているメニューでした!
雨風をしのげる場所で眠り、お腹が空いたら食べるものがある…それはすべての人にとって当たり前のことではありません。
アメリカ・テネシー州に暮らすラシェンダ・ウイリアムズさんは薬物依存症に苦しんだ末、職を失いホームレスになりました。
そして彼女はスーパーマーケット『クローガー』の駐車場に停めた車の中で寝泊まりする生活を約1年間も送っていたのです。
海外メディア『TODAY』によると、ラシェンダさんは日中はあちこちを移動しながら過ごし、夜になると安全な『クローガー』の駐車場に戻ってきて、周りの人に気付かれないようにシートを倒して眠っていたといいます。
行き場を失ったホームレスの女性を救ったのは
『CNN』によるとラシェンダさんは時々昼間に『クローガー』で食べ物を買うことがあり、『常連客』としてスタッフたちとも顔見知りだったのだとか。
2019年冬、あるスタッフに彼女は「私、いつかここで働くわ」と話したのだそう。
すると人事担当のジャッキー・ヴァンダルさんが「今度、従業員募集イベントがあるわよ」と教えてくれたのです。
それを聞いたラシェンダさんは仕事に応募することを決意。イベント当日、緊張しながらジャッキーさんのもとを訪れます。
そこでジャッキーさんはラシェンダさんの隣に座り、彼女がパソコンで応募書類を記入するのを手伝ってあげたのです。
そして約2時間かけてやっとラシェンダさんが書類の記入を完了すると、ジャッキーさんは彼女にこういいました。
「あなたを採用します!」
その言葉を聞いたラシェンダさんはジャッキーさんを抱きしめて号泣しました。
ジャッキーさんはラシェンダさんを採用した時、彼女がホームレスだとういうことは知りませんでしたが、「誠実な人で、苦労しているようだ」と感じたといいます。
その数日後からラシェンダさんは『クローガー』でセルフレジの補助係として働き始めました。
数か月後にはアパートを借りることができ、ホームレス生活から卒業。
必要な家具だけでなく、通勤に着ていく洋服なども同僚の従業員や地域の人たちが寄付を募るなどして、そろえてくれたそうです。
ラシェンダさんは『NBC Nightly News』の取材で涙を流しながらこう語っています。
『NBC Nightly News』の動画には「おめでとう」「助け合いは素晴らしい」「誰でもセカンドチャンスが与えられるべき」などの声が寄せられています。
『CNN』によると、ラシェンダさんは幼い頃から里親の家を転々とし、児童虐待にも遭っていたとのことです。
そのような生活のせいで学習障がいがあり、現在も読み書きが苦手なのだそう。
しかしジャッキーさんは彼女の真面目さや親しみやすい人柄、やる気を信じて採用したのです。
人生を変えるために「仕事に応募する」という行動を起こしたラシェンダさんと、そんな彼女に再起のチャンスをあげたジャッキーさん。
『あきらめなければいつか道は開ける』ということを身をもって証明したラシェンダさんのストーリーに多くの人が感動しました。
[文・構成/grape編集部]