鉄道会社の『感染対策』に称賛の嵐 「素晴らしい発想」「これはかっこいい」
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2021年4月25日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受け、三度目となる緊急事態宣言が4都府県を対象に発令。
また同月30日に、東京都の要請によって、JR東日本や首都圏の大手私鉄が朝の通勤時間帯の減便を行いました。
大型連休であるゴールデンウイークに外出する人を減らすことを目的とした減便ですが、仕事などで外出を余儀なくされる人は少なくありません。
減便の初日から、ネットでは「減便の影響で駅や電車内がさらに『密』になっている」「逆効果ではないのか」といった意見が多数上がりました。
銚子電気鉄道、社長自らが運転し電車を増便
同月28日、千葉県の銚子駅と外川駅を結ぶ銚子電気鉄道株式会社が、ウェブサイトやTwitterを更新。
ゴールデンウイークの期間である同年5月1~4日に、利便性の向上を目的として4往復の臨時列車を増便することを発表しました。
ネットからは、発表された臨時便の運転手に驚く声が上がっています。
なんと、銚子電気鉄道の代表取締役社長自らが電車を運転し、増便をすることに!
千葉県が緊急事態宣言の対象地域ではないため、ゴールデンウイークに帰省や旅行をしに来る人もいるでしょう。
電車を増便することで『密』を回避し、少しでもコロナウイルスの感染対策をするように工夫したのです。
「感染対策には減便より増便である」と判断した銚子電気鉄道に、称賛の声が相次ぎました。
・増便は運営会社にとっては損なのに…。乗客の利便性を優先してくれるのは素晴らしい。
・社長が自ら臨時便を運転するだなんて、これはかっこいい!里帰りをする人も増えるだろうしね。
・東京の減便は失敗だと思う。逆に、増便での『密対策』はありがたいです。
電車内は飛沫感染が起こりづらい状況のため、比較的感染リスクは低いとされています。
しかし、少しでも感染を防ぐため、不特定多数が密集している場所はできるだけ避けたいもの。
「外出せざるを得ない人がいる以上、減便して『密』を増やすよりも、増便をして分散させたほうが対策としては正解だったのではないか」と多くの人が思っているようです。
[文・構成/grape編集部]