“ゆばーば”は間違い 「湯湯婆」なんて読む?
公開: 更新:
エアコンをつけてるのに寒い… 企業が教える対策に「そうだったのか」冬に暖房を入れる際は、できるだけ効果的・効率的に部屋を暖めたいところですよね。とはいえ、暖房効果をアップさせるには具体的にどうすればいいのか、知らない人もいるでしょう。 本記事では、アイリスオーヤマ株式会社(以下、アイリ...
ラップの芯は捨てないで! 玄関掃除に活用すると… 「便利」「ナイス裏技」玄関掃除で掃除機を使いたくても、衛生面が心配で使いにくいという人も多いかもしれません。そこでおすすめしたいのが、家にあるトイレットペーパーやラップの芯を使う方法です。掃除のプロが紹介する裏技をご紹介します。
「湯湯婆」。この漢字はなんと読むでしょう。おそらく、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』に登場する玉ねぎ頭の魔女「ゆばーば」を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。
一度そう読んでしまったら、それ以外考えられなくなってしまいますよね。ほかにも「ゆゆばあ」「たんたんばあ」などが思い浮かびますが、残念ながらどれも不正解です。
なぜそう読む 答えは「ゆたんぽ」
※写真はイメージ
そもそも、湯たんぽは室町時代ごろに中国から伝わってきたもの。かなり古くから使われている暖房器具です。
「湯婆(たんぽ)」は唐音読みで、「婆」は妻や母親を指します。妻や母のあたたかい体温を感じながら寝るように心地よいこと、また湯をいれた容器を抱いて寝ることからついた呼称なのだそう。
本来は「たんぽ」のみでも意味を成しますが、日本では意味が通じにくかったことから、湯がつけられて重複するかたちとなり「湯湯婆」になったといいます。
人のぬくもりのようなあたたかさ。そんな意味が込められていたのですね。
ちなみに語源には、湯婆をタンタンと叩いたときの音に由来する説も。しかし、これは日本語が起源だという仮定をもとに考えられたもので、実際は関係がないといわれています。
電気代の高騰が続くいま、電気のいらない湯たんぽは救世主。母に包まれるようなあたたかさを感じながら、冬を乗り切るのもいいかもしれません。
[文・構成/grape編集部]