セリアの毛玉で編んだ『もの』が…想像以上に猫! 心ときめく仕上がりを大公開
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毎年冬の時期になると、100円ショップ『セリア』には、たくさんの種類の毛糸が並びます。
ほかの100円ショップでも毛糸は販売されていますが、セリアのものは編み物好きの心をくすぐる、異素材が組み合わさった『変わり糸』が多いのが特徴です。
かくいう筆者も、セリアの毛糸に毎年心をときめかせている1人。
2023年は、入手困難だといわれているキャットヤーン『Dream Cat(ドリームキャット)』をたくさん購入できました。
キャットヤーンとは、直訳すると『猫の糸』。猫の毛足のように長く、ふわふわとした手触りのフェイクファーのアイテムを手作りできる糸のことをいいます。
セリアのウェブサイトで紹介されている編み図をアレンジし、首元を温めてくれるアイテム『スヌード』を編んでみることにしました。
ウェブサイトの編み図では、『Dream Cat』が12玉使われていますが、筆者はもう少し小ぶりなものを編みたかったため、6玉で編んでいます。
編み針は、100円ショップ『ダイソー』で購入した10mm針で代用しました。
まず、一般的な作り目を22目作ります。2段目以降が編みやすいよう、編み針1本で、ゆるめに作りましょう。
毛足が長く、一見すると編みにづらそうですが、毛の中心を通る芯糸がしっかりとあるため、問題なく編めました。
作り目ができたら、6玉分をメリヤス編み(※)で編んでいきましょう。
※基本的な編み方の1つ。網目が均一になり、厚みのある仕上がりになるのが特徴。
こちらは、2玉分編み終えた画像です。太い糸をざくざくと編んでいくため、短時間であっという間に立派な編み地ができ上がりました!
キャットヤーンという名前のとおり、本物の猫の毛のような柔らかい編み地に嬉しくなります。
6玉分編み終え、2つ折りにした編み地の様子がこちらです。
ギリギリまで編まずに糸端を50cmほど残して、ゆるめに伏せどめをします。
毛糸玉を変えた際に飛び出た糸端は、毛糸針を使って編み地に縫い込むように処理しましょう。結び目が小さく、ほどけにくい『はた結び』で糸同士を結ぶと、ほどけにくくなりますよ。
処理が終わったら、先ほど残した50cmの糸端を使って、編み地の端と端を巻きかがりましょう。
完成したスヌードがこちらです。縦30cm、横35cmほどのサイズに仕上がりました。
大きく見えますが、編み地がふんわりと柔らかいため、着用するとほどよいサイズ感。編み地は本物の猫の毛のような、かわいい仕上がりになりました。
首元でもたつくことなく、ノーカラーのコートやカーディガンなどと合わせやすそうです。
編む前は、「編みにくいのでは」「どんな編み地になるんだろう」と不安もありましたが、芯糸がしっかりしているおかげで編みやすさを感じました。
「かわいいけれど、自分に扱えるか不安」という人にも、まずは1玉試してほしい毛糸です。
入手困難な人気の毛糸なので、見つけたらぜひ購入してみてくださいね。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]