グラニュー糖と砂糖(上白糖)は代用できる|注意点や料理ごとの違いを解説
公開: 更新:
谷原章介の奥さんに「うらやましすぎる」の声 理由は夫が素晴らしすぎる?俳優やタレント、司会者など、マルチに活躍している谷原章介(たにはら・しょうすけ)さん。そのイケメンな顔立ちと落ち着いたキャラクターで、多くの女性ファンを獲得しています。そんな谷原章介さんと妻の馴れ初めや子供についてなど、さまざまな情報をご紹介します!
谷原章介と妻の馴れ初めは? イクメンぶりに「こんな完璧な人がいるんだ」の声俳優やタレント、司会者など、マルチに活躍している谷原章介(たにはらしょうすけ)さん。 その端正な顔立ちと落ち着いた声で、多くの女性をとりこにしています。 そんな谷原章介さんと妻との結婚や子供について、イクメンぶりなどさま...
「グラニュー糖が余ったけど、砂糖の代用品として使えるか不安…」「お菓子作りのレシピにあるグラニュー糖を砂糖で代用できるのかな」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結論、グラニュー糖と砂糖(上白糖)はお互いに代用できます。ただし、それぞれ性質が異なるため、使い方を正しく理解していないと、レシピ通りの見た目や味とは違うものになるかもしれません。
そこで本記事ではグラニュー糖と砂糖を代用する際の注意点やそれぞれの違い、料理・お菓子ごとの仕上がり方について解説します。
この記事を読むことで「味や見た目に問題なく代用できるか」「代用した場合の料理やお菓子が自分の好みに合うか」を把握できますので、ぜひ参考にしてみてください。
グラニュー糖と砂糖(上白糖)はお互いに代用できる
グラニュー糖と砂糖は両方ともショ糖という成分でできているため、お互いに代用できます。例えば、グラニュー糖が必要とレシピに記載されているクッキーに砂糖を使っても、大きな問題はありません。
グラニュー糖も煮物や卵焼きなどで砂糖の代わりとして使えます。
ただし、グラニュー糖と砂糖は性質が異なり、代用すると味や見た目がレシピ通りに仕上がらないという可能性もあるので注意が必要です。
グラニュー糖と砂糖(上白糖)の代用する時の注意点2選
グラニュー糖と砂糖(上白糖)を代用する時の注意点として、以下の2点があります。
「思っていたものと違うものができた」ということが起きないよう、以下を読んで適切な代用方法を把握しましょう。
計量時はグラム数に気を付ける
グラニュー糖と砂糖は以下のように大さじ1杯の重さが異なるため、計量時に注意する必要があります。
4gの差があるので、レシピで大さじや小さじなどで量が表記されていた場合は、代用した時に調節しなければなりません。
砂糖をグラニュー糖に置き換える際は、レシピの1.4倍の量にして使いましょう。レシピに砂糖が大さじ3杯と書いてあった場合は、大さじ4.2杯のグラニュー糖を用意します。
逆に砂糖をグラニュー糖の代わりに使いたい場合は、7割程度の量に調節しましょう。ただし、グラニュー糖は砂糖よりも甘さが控え目なため、煮物のような料理で置き換える際は、味見をしながら徐々に加えることをおすすめします。
見た目にこだわりがある場合は使用しない
砂糖とグラニュー糖では焼き色の付き方が異なるため、見た目にこだわりのある人は代用をおすすめできません。
砂糖は焼き色が付きやすく、グラニュー糖は付きにくいという特徴があります。ケーキやパンなどで焼き色を付けたくない場合は、砂糖に置き換えないようにしましょう。
グラニュー糖と砂糖(上白糖)の違い7選
グラニュー糖と砂糖の違いについて、以下の7つの観点から紹介します。
それぞれの性質を理解して、代用してもよいかどうかを判断しましょう。
味
グラニュー糖はクセがなく上品な甘さが特徴。一方、砂糖はグラニュー糖よりも甘く、味にコクがあります。
料理やお菓子、飲み物などに口の中に広がるような甘みを付けたい人は砂糖を使いましょう。素材の味をそのままにして甘みを付けたい場合は、グラニュー糖を選ぶことをおすすめします。
見た目・手触り
グラニュー糖は結晶状の形をしており、光沢があるのが特徴です。結晶同士が固まりにくく、さらさらした感触があります。
砂糖は結晶が細かく、しっとりとした手触りが特徴。砂糖には水分が含まれており、結晶同士がくっつきやすいため、乾燥すると固まってしまいます。
砂糖が固まった場合は、水で濡らしたキッチンペーパーを容器にいれて数時間放置させると、さらさらの状態に戻すことが可能です。
カロリーの違い
グラニュー糖と砂糖のカロリーは以下のとおりです。
砂糖のほうがカロリーは低いですが、ほとんど差はありません。
グラニュー糖のカロリーが高いのは、ショ糖の濃度の高さが原因です。グラニュー糖や砂糖を精製する際、ショ糖の純度の高いザラメ糖が最初に抽出されます。グラニュー糖はほぼ100%ザラメ糖でできているため、カロリーが高いです。
重さ
グラニュー糖の大さじ1杯の重さは13gに対し、砂糖は9g。重さが異なるのは、砂糖の結晶の大きさがグラニュー糖よりも小さいことが原因です。
砂糖は大さじスプーンにきっちり詰めたとしても、結晶の間に微小な空間ができてしまいます。結晶が小さいほど大さじ1杯に含まれる結晶の数が増えますが、結晶間の空間が多くなるため軽くなるのです。
なお、グラニュー糖を細かく砕いた微粒子グラニュー糖の場合は、大さじ1杯11gとなります。
成分
グラニュー糖の成分はほぼ100%ショ糖です。
一方で、砂糖は以下のような成分が含まれています。
それぞれの成分の比率は以下のとおりです。
含まれている成分が異なることから、味や見た目などに差が生じます。
作り方
砂糖(上白糖)やグラニュー糖は途中まで作り方が同じです。
はじめにサトウキビから原料糖を作ります。原料糖はサトウキビを押しつぶして作った液体のことで、不純物が含まれているのが特徴です。
次に原料糖を活性炭処理やろ過などの作業を繰り返すことで不純物を取り除き、透明な糖液を作ります。糖液を煮詰めると砂糖の結晶ができ、遠心分離機を用いて結晶と蜜を分けることでグラニュー糖の完成です。
砂糖は、ブドウ糖や果糖の含まれた転化糖をグラニュー糖に混ぜることでできあがります。
利用方法
グラニュー糖や砂糖の利用方法は以下のとおりです。
・クッキー
・ジャム
・コーヒー
・紅茶
・炒め物
・カステラ
・おまんじゅう
・アイス
グラニュー糖は基本的に甘さが控えめで焼き色が付きにくく、洋菓子に向いています。素材本来の味をそのままに甘さを加えられるので、飲み物にもおすすめです。
一方で、砂糖は和食やしっとりとした和菓子に向いています。それぞれ向いている料理やお菓子は異なるものの、置き換えることは可能です。
料理やお菓子、飲み物ごとのグラニュー糖と砂糖(上白糖)の違い
グラニュー糖と砂糖をそれぞれ使用した場合の料理やお菓子、飲み物の違いについて紹介します。
本章で扱うのは以下の7つです。
味や見た目の違いについて紹介しますので、代用しようと考えている人はぜひ参考にしてください。
ホットケーキ
ホットケーキミックスを使わずに作る場合は、砂糖とグラニュー糖どちらでも問題ありません。グラニュー糖のほうが砂糖よりも焼き色が付きにくく、見た目は少し差が出る仕上がりになります。
味はグラニュー糖のほうが甘さが控え目で、さくっとした食感が特徴です。
クッキー
クッキーはどちらを使っても焼き色が大きく変化しないため、見た目には大きな違いがありません。
味は砂糖のほうがしっとりしており、グラニュー糖はざくっとした食感が特徴です。
グラニュー糖を細かく砕いた微粒子グラニュー糖を用いた場合は、表面がややなめらかになり、さくさく感のあるクッキーになります。
卵焼き
卵焼きは和食に合う砂糖を使用している人もいますが、グラニュー糖に置き換えることも可能です。
グラニュー糖の場合、砂糖よりも茶色い焦げ目が付きにくいことから、卵ならではの鮮やかな黄色が出る仕上がりになります。
味は焼き菓子のような甘みが特徴。きれいな色の卵焼きを作りたい人や甘さを抑えたい人はグラニュー糖を使いましょう。
漬物
糖しぼり大根のような砂糖を用いた漬物を作りたい場合、グラニュー糖でも代用できます。糖しぼりとは、砂糖の浸透圧を利用して野菜の水分を抜く方法。水分が抜けて調味液が染み込むことでうまみが凝縮された漬物を作れます。
グラニュー糖によってあっさりとした味わいになり、野菜本来のうまみを引き出せるため、ぜひ試してみてください。
煮物
煮物では醤油や料理酒、みりんなどとともに砂糖を用いることで、コクのある味わいを楽しめます。グラニュー糖も問題なく代用できますが、あっさりとした味わいになり、物足りないと感じる人もいるかもしれません。
砂糖の甘さが濃いと感じる人や、淡白な味が好みな人はグラニュー糖を使いましょう。
紅茶
紅茶との相性がいいのは一般的にグラニュー糖とされていますが、砂糖を代用しても問題なし。グラニュー糖の場合、癖がないため紅茶の味が変化することなく甘さを追加できます。
一方、砂糖の場合は甘みにクセがあり、紅茶の味が変化するので、本来の味を楽しみたい人にはおすすめできません。多少味が変わっても問題ないという人のみ代用しましょう。
コーヒー
コーヒーの場合はグラニュー糖と砂糖どちらでも利用できます。グラニュー糖の場合、コーヒーの風味を損なわずに甘さを加えられるのがメリット。
砂糖の場合もコーヒーの風味を大きく損なうことなく飲めます。グラニュー糖よりもコクのある甘みになるため、好みに合わせて使用しましょう。
ただし、コーヒーのコクを強めたい場合は、コーヒーシュガーがおすすめです。
グラニュー糖と砂糖(上白糖)の代用品3選
グラニュー糖や砂糖の代用品として、以下の3つがあります。
それぞれの特徴や代用する際の注意点などを紹介していますので、ぜひ参考にしてみましょう。
てんさい糖
てんさい糖は、北海道のような寒冷地で採れるさとう大根が原料の砂糖です。薄茶色の見た目が特徴で、ミネラル分やオリゴ糖などの栄養も含まれています。
砂糖やグラニュー糖よりも甘さは控え目ですが、代用可能です。ただし、料理やお菓子にてんさい糖の色が付きやすいため、見た目にこだわりのある人は別の砂糖で代用しましょう。
三温糖
三温糖はグラニュー糖を精製した時にできる糖蜜をカラメル化した砂糖です。茶色っぽい色が特徴ですが、カラメル化したものであるためてんさい糖のように栄養素が豊富ではありません。
コクや香りが強く、砂糖の代用品としておすすめです。煮物や照り焼きなどに和食に使いましょう。
粉糖
粉糖はグラニュー糖をより粉末状にしたもの。ガトーショコラやケーキなどの装飾によく使われています。原料がグラニュー糖であるため、クッキーやケーキの生地に代用しても問題ありません。
ただし、市販の粉砂糖の場合、コーンスターチや油脂が含まれているので、料理やお菓子によっては不向きな場合もあります。
グラニュー糖と砂糖(上白糖)は好みに合わせて代用しよう
グラニュー糖と砂糖はそれぞれ味や性質が異なるものの、お互いに代用できます。しっとりとした味が好きな人は砂糖を、やや控え目な甘さが好みの人はグラニュー糖を代用するとよいでしょう。
砂糖は焼き色が付きやすいため、素材の色を活かしたい場合は、グラニュー糖がおすすめです。グラニュー糖の代わりに砂糖を使う場合は、1.4倍の量にして味を調節しましょう。
あなたの好みに合わせてグラニュー糖や砂糖を代用してみてください。
[文・構成/grape編集部]