米の防虫対策 なぜトウガラシを使う? エステーの解説に「勉強になった」「なるほどです」
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- 出典
- エステー
日本人の食生活に欠かせない「お米」。自宅で保管しているうちに「虫がわいてしまった…」という経験をした人も多いのではないでしょうか。
昔から、お米の虫除けにはトウガラシが有効だといわれています。なぜトウガラシを使うとよいのか、防虫剤メーカーとしておなじみのエステー公式サイトから解説します。
お米にわく虫の種類とは
エステーによると、お米にわく虫は主に2種類なのだそうです。
1つ目は、体長3mm程度のコクゾウムシ。お米の中に卵を産み付け、生まれた幼虫がお米を食べて成長するという特徴があります。2つ目は体長8mm程度のガの仲間、シメマダラメイガです。こちらはお米以外にもさまざまな食品で注意が必要で、時に袋を食い破ってでも、中へと侵入してしまうのだそう。
これらの害虫は、外部から知らないうちに入り込みます。どの家でも発生し得る問題だという点を、しっかりと認識しておきましょう。
トウガラシの効果とおすすめ防虫対策について
お米用の防虫剤に、多く使われているのがトウガラシです。エステーによると、トウガラシに含まれる香り成分「テルペノイド系化合物」には、高い防虫効果があるとのこと。植物由来成分のため、防虫効果を発揮しつつ、お米を安心して口に入れられるというメリットがあります。
ただし生のトウガラシを米びつに入れると、トウガラシに含まれている水分が原因でカビが繁殖してしまう可能性も。乾燥トウガラシを使う場合、加工段階で香り成分が飛んでしまい、十分な効果を発揮できない恐れがあります。より安全で確実な防虫対策を行うためには、トウガラシ成分を利用した専用の防虫剤を使用するのがおすすめです。
トウガラシを活用する以外にも、以下のような対策を採ると効果的だといわれています。
・温度が22℃以下、湿度60%以下の環境で保存する
・袋から出して米びつに入れる
・お米の出し入れは虫が入り込まないよう素早く行う
・お米の保存場所はこまめに清掃する
ぜひこれらのポイントも参考にして、虫を寄せ付けないための工夫を取り入れてみてください。
防虫対策には冷蔵庫内でお米を保存するのも効果的。しかしエステーによると、「低温環境では密閉容器内に水分が発生して結露ができ、カビが生える原因になる」とのこと。虫対策以外にも、カビ対策について十分に意識する必要があるでしょう。毎日おいしく食べたいお米だからこそ、よりよい保管方法について検討してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]