日本で一番餃子を食べているのは? まさかのダークホースに「えっ!」「そんな努力が」
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みなさんは、餃子で有名な市といえば、どこを思い浮かべるでしょうか。
例えば、栃木県の宇都宮市や静岡県の浜松市は、自他ともに認める『餃子の街』です。しかし、実は餃子の支出額は日本一ではありません。
では、どこが餃子の支出額日本一なのか、ご存じでしょうか。
宮崎市が2023年現在、2連覇中!
2023年2月に総務省が発表した、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを調べる『2022年度 家計調査』によると、『餃子(ギョーザ)の1世帯(2人以上)当たり年間支出額』で日本一になった市は宮崎市。
宮崎市は前年発表の『2021年度 家計調査』でも全国1位になっており、なんと2年連続での日本一を達成しました。
同調査によれば、宮崎市の年間支出額は4,053円。2位が宇都宮市で3,763円、3位の浜松市が3,434円と、日本有数の餃子の街を上回る支出額になっています。
2023年の今、餃子の街といえば宇都宮市や浜松市ではなく、宮崎市という構図になりつつあるのです。
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全国1位を目指す取り組みが実を結ぶ
宮崎市は『2021年度 家計調査』までは、餃子の支出額で上位には入ったことはあるものの、全国1位になったことはありませんでした。
では、なぜトップに躍り出ることができたのでしょうか。
その要因には、『宮崎のぎょうざを新たな観光資源に!』をコンセプトに2020年に結成された、宮崎市ぎょうざ協議会の存在が挙げられます。
同協議会では、毎月3日を『ぎょうざの日』として、さまざまなPR活動を実施するなど、餃子の消費拡大に取り組んでいるそうです。
同協議会の渡辺愛香会長に聞いたところ、このような回答がありました。
立ち上げ当初は、コロナ禍ということもあり大小合わせて月2回程度のイベントを開催したり、餃子本や、餃子マップを作成したりして、県内外にPR活動を続けました。
翌年には餃子のみえる化事業を県と共同開発で行い、多種多様な餃子のある『宮崎餃子』の魅力発信に努めました。
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こうした地道な活動が全国1位につながったといえます。
ちなみに、『宮崎市の餃子の特徴』を渡辺会長に聞いてみると…。
強いていえば、「農畜産大国である宮崎の太陽の恵みを浴びて育った牛、豚、鶏と、新鮮な野菜など素材にこだわって使用している」というところが特徴だと思います。
ただ、現段階では特徴がないのがいいところです。『みんな違ってみんないい』という表現をさせていただいています。
イベントで10数社並んでも被らない多種多様な餃子を店主、メーカーみんなが工夫してお出ししています。
渡辺会長は「宮崎餃子を通して宮崎の魅力を発信し、市民県民のみなさんとともに楽しみながら、餃子の支出金額、購入頻度全国1位を目指していきたい」と今後の抱負を語っています。
2023年度も1位になって3連覇を達成するのか、『宮﨑餃子』のこれからに要注目です。
同協議会の取り組みをもっと知りたい人は、下記のウェブサイトを覗いてみてください。
宮崎市ぎょうざ協議会
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]