餃子を焼く時、水入れてる? 専門店に聞いた『皮が破れないコツ』
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- 出典
- 株式会社隆祥房(取材協力)/レシピ
家庭で手軽に作れる餃子。大人数で餃子パーティーを楽しむ人もいるでしょう。
工夫を凝らしたタネを餃子の皮で包んで手作りすると、パーティーも一層盛り上がりますね。
ところが、実際に焼くと皮が破れることがあります。皮が破れないように、うまく包んだり焼いたりするコツはあるのでしょうか。
1958年創業、餃子の皮の老舗企業である株式会社隆祥房(以下、隆祥房)に取材しました。
餃子の皮が破れないようするには
隆祥房によると、具を作る際のコツは以下になります。
弊社では具を作る際、ひき肉に調味料やニンニク、ショウガを加えてよく練った後に、野菜を混ぜ込むレシピをおすすめしています。
野菜を最後に加え、混ぜる工程を優しくさっと行うことによって、野菜から水分が出にくくなります。
これにより、包む際や焼く際に、皮が具の水分で破れてしまうのを防ぐことができます。
包んだ後に長時間置いておくと皮が具の水分を吸ってしまうので、時間を置かずに焼くのがおすすめです。
隆祥房おすすめの具の作り方
コツが分かったら、実際に作る時の手順を見てみましょう。
まず、キャベツ、ニラ、ニンニク、ショウガはみじん切りにします。キャベツは白菜、ニラは長ネギでも代用可能です。
画像提供:隆祥房
次に、豚ひき肉もしくは鶏ひき肉に、ニンニク、ショウガ、調味料を加え、全体が白っぽくなるまでしっかり混ぜます。
さらに、みじん切りにした野菜を加え、野菜から水分が出ないように優しくさっと混ぜてください。
画像提供:隆祥房
隆祥房おすすめの餃子の焼き方
焼く際には水ではなく、お湯を加えることを推奨しています。
冷たい水だと加熱して蒸発するまでに時間がかかるため、皮が水を吸ってしまい、破れたり、できた餃子がべちゃっとしたりする原因となります。
お湯を加え、蓋をして強火で焼くことで、素早く熱を加えられるので、焼き目がカリっとしおいしい餃子が作れます。
また、餃子同士がくっつくのを防ぐには、フライパンに置く際に、餃子同士を少し離してください。
使うフライパンは、テフロン加工のものがくっつきにくくておすすめです。テフロンの剥げたフライパンの場合は、やや油を多めで焼くのがいいでしょう。
テフロン加工のものよりくっつきやすいので、加えた湯がなくなったら、素早く仕上げのごま油を入れてください。
餃子を皿に盛る際は、菜箸で1つずつ取ると、より破れにくくなります。
たくさんの餃子を焼く時は…
隆祥房によると、たくさんの餃子を焼くには、ホットプレートを使うのがおすすめとのこと。基本の手順は以下のようになります。
まず、250℃に熱したホットプレートに、薄くサラダ油を引きます。
画像提供:隆祥房
油を引いたホットプレートの上に、餃子を少し離して並べましょう。
画像提供:隆祥房
お湯を餃子の上から、4ぶんの1の高さまで注ぎます。
画像提供:隆祥房
蓋をして蒸し焼きにしましょう。
画像提供:隆祥房
お湯がなくなったらゴマ油を加え、焦げ目が付くまで焼きます。
画像提供:隆祥房
これで、きれいな餃子のでき上がり!
画像提供:隆祥房
いろいろな具と包み方を試してみよう!
最後に隆祥房から、餃子をより楽しむためのアドバイスをもらいました。
弊社では餃子のさまざまな楽しみ方をご提案しております。普段とは違ったレシピで、餃子をもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハロウィン、クリスマスなどのイベントのほかにも、冬ならスープや餃子鍋、夏なら冷やし水餃子やキャンプ料理、またおしゃれなスイーツなど、1年を通して餃子のさまざまな楽しみ方があります。
普段とは違った包み方やレシピを通して、もっとみなさまに餃子を楽しんでいただきたいと思っております。
近年では、餃子の皮で作る『たこ焼き器を使った小籠包レシピ』も人気です。ちょっと変わった『たこパ』としても試してみてください。
画像提供:隆祥房
隆祥房によると、「お子さんと餃子を作られる際は、キツネ、かざぐるま、UFOなどさまざまなかわいい包み方をご提案しております。通常の包み方よりも簡単なものが多いので、お子さんでも楽しみながら餃子作りに参加できます」とのこと。
いろんな包み方に挑戦しよう!
『隆祥房』のウェブサイトでは、さまざまな餃子レシピを紹介しています。ぜひ参考にして、餃子をもっと楽しんでくださいね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]