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- 出典
- ニチレイ
下ごしらえの手間が必要ない冷凍野菜は、忙しいママの味方です。種類も豊富で味もよく、上手に活用することで時短料理の幅も大きく広げられるでしょう。
冷凍野菜を使う時には、電子レンジで加熱する機会も多いもの。温め中のトラブルの原因や対処法について、冷凍食品メーカーとしておなじみのニチレイフーズ公式Q&Aの情報からお伝えします。
温め中にパチパチ音がする理由とは
電子レンジで冷凍野菜を加熱している時、よく見られるのが以下のようなトラブルです。
・温め中にレンジの中からパチパチという音がする
・電子レンジ庫内で小さな火花が発生している
・加熱後の野菜を取り出してみると、端のほうが黒くなっている
これらのトラブルが発生すると、「電子レンジの故障かも」「冷凍野菜を食べても問題はないのか」と不安を感じてしまうでしょう。
トラブルの原因は、「エッジランナウェイ」と呼ばれる現象です。ニチレイフーズによると、「電子レンジのマイクロ波が食品の尖った部分などに集中するために発生する現象」とのこと。温めた野菜の端部分が黒く焦げたようになるのは、このためです。
要は、電子レンジの特性上、冷凍野菜の一部分のみが過度に温められてしまう可能性があるということ。故障ではありませんし、温めた冷凍野菜は問題なく食べられるでしょう。焦げが大きい場合は、取り除くと安心です。
トラブルを発生させないためのおすすめ対処法
冷凍野菜でエッジランナウェイが発生しやすいのは、ミックスベジタブルや刻みオクラ、ブロッコリーやエダマメなどです。上手に加熱するためには、以下のような対策を取り入れてみてください。
・加熱する前に水を振りかける
・加熱する野菜の量を増やす(100g以上)
・ラップをかける
どの対処法も簡単に取り入れられるもの。トラブルの可能性を考慮して、状況に合った対処法を取り入れてみてください。
電子レンジ内の「置く場所」にも注目
電子レンジに食材を入れる際、なんとなく中央に置いている人が多いかもしれません。
しかし、電子レンジは「ターンテーブルあり」か「ターンテーブルなし」で、置き場所が違います。
ターンテーブルのない電子レンジの場合は、中央に置きましょう。
対して、ターンテーブルのある電子レンジの場合は、中央が電磁波が届きにくいエリアとなっています。そのため、食材はターンテーブルのふちに沿って、ドーナツ状に置きましょう。
こうすることで、より効率的に熱が加わります。
ニチレイフーズによると、「対処法を確認しても解決しない場合には、問い合わせを」とのこと。どうしても上手に加熱できない場合は、冷凍野菜の販売元へとぜひ相談してみてください。冷凍野菜のバリエーションも豊富になっている今、さまざまな料理に活用できます。上手に料理して、よりおいしく楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]