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【2023年版】カレー粉の代用品14選! レシピやポイントも解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「カレー粉の代用品を知りたい」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。カレー粉は、ナツメグやシナモンスティック、ガラムマサラなどのスパイスで代用できます。

ただし、代用品ごとに異なる特徴があるため、カレー粉の風味に近づけるためにもスパイスを組み合わせてつくるのがおすすめです。

ちなみに、ガラムマサラなら単品で、カレー粉の風味に近づけられます。

本記事では、カレー粉の代用品や選ぶ際のポイント、レシピなどを紹介します。本記事を最後まで読めば、カレー粉を買いに行かなくても、カレーを作れるようになる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。

カレー粉の代用品14選

スパイス5種類の写真

カレー粉の代用品を次の14個紹介します。

  • ナツメグ
  • ガラムマサラ
  • カレールー
  • クミン
  • シナモンスティック
  • コリアンダー
  • ターメリック
  • 五香粉
  • オールスパイス
  • チリペッパー
  • サフラン
  • ミックススパイス
  • クローブ
  • カルダモン

代用品には、単品で利用できるものや、スパイス同士を組み合わせてカレーの風味を再現できるものがあります。代用品ごとの特徴をおさえて、用途や好みにあったものを使いましょう。

ナツメグ

ナツメグとは、インドネシア原産の『ニクズク』と呼ばれる植物からとれる香辛料です。甘くてスパイシーな風味が特徴。お菓子や野菜の甘みを引き出したり、肉の臭みを消したりなどで役立ちます。

ナツメグは、カレー粉を風味付けとして使う際の代用にできます。ちなみに、ナツメグはシナモンやクローブなどと並ぶ世界4大スパイスのうちの1つです。

ガラムマサラ

ガラムマサラとは、シナモンやクローブ、カルダモンなどをブレンドしたスパイスのこと。インド料理によく使われています。ガラムマサラに含まれているスパイスは、カレー粉の風味に近いため、違和感なく代用できます。

ただし、カレー粉に含まれている『ターメリック』はガラムマサラにはブレンドされていません。ターメリックとは、カレーの黄色っぽさを出すために必要なスパイスです。

そのため、ガラムマサラはカレー粉の風味に似たスパイスですが、仕上がりの色は異なります。「見た目よりも味!」という人は、カレー粉の代わりにガラムマサラを単品で使うのも1つです。

カレールー

カレールーには、野菜や塩、砂糖などが含まれています。カレー粉を使った時に比べて、風味にコクが出ることが特徴です。カレールーはスパイスではないため、代用するなら工夫する必要があります。

具体的には、レシピに記載のあるカレー粉の半分以下を目安に使いましょう。カレールーには小麦粉が使われているため、カレー粉と同程度の量を使うと、料理にとろみが付きすぎてしまいます。

クミン

クミンは、カレーに使われるスパイスの中でも、特に香りが強い香辛料です。実際、カレーの独特な香りはクミンによるものが大きいです。クミンは辛味と香りを兼ね備えているため、1つでカレー粉の代用にできます。

クミンを使う際のポイントは、事前に加熱することです。香りがより引き立つため、コクのあるカレーを作れます。

シナモンスティック

シナモンスティックは香りに特徴があり、アップルパイやクッキーなどのお菓子によく使われています。ほかにも、煮物に使われることもあります。

カレー粉の代用にする際のポイントは、クミンやカルダモン、ジンジャーなどと組み合わせることです。風味がカレーに近づきます。

また、半分に折ってから煮込むことで香りがより引き立ちます。

コリアンダー

コリアンダーとは、パクチーと同じ植物から採れる種を乾燥させてパウダー状にしたスパイス。カレーのスパイスを作る際に使われる原料の1つです。適度な甘みがあり、クセの少ない香りが特徴です。

ソーセージや肉料理、お菓子などにも使われています。コリアンダーをカレー粉の代用にすれば、さわやかでスパイシーな風味をつけられるでしょう。

ターメリック

ターメリックとは、ウコンの茎根を乾燥させてパウダー状にしたスパイスのことです。ターメリック自体からは、カレーの香りはしません。ただし、カレーの黄色っぽさを出すために必要です。

代用するなら、ガラムマサラと併用するのがおすすめ。ガラムマサラでカレーの風味やスパイシーさを表現して、ターメリックで料理の見た目に黄色っぽさを加えます。

ただし、ターメリックには苦味があるため、使いすぎないことが大切です。ターメリックは、あくまで見た目をカレーらしい黄色に近づけるために使います。少量から調整していきましょう。

五香粉

五香粉は、シナモンや八角、クローブなどをブレンドしたスパイスです。甘みがあり、個性的な香りが特徴です。肉や魚の臭みを消すことができ、中華料理でよく使われます。

五香粉にはカレー粉と似たようなスパイスが混ざっているため、代用できます。

オールスパイス

オールスパイスとは、フトモモ科の植物で作られた香辛料のことです。原料は1つですが、シナモンやナツメグ、クローブをあわせたような香りがします。オールスパイスの香りはカレー粉にも使われているため、代用できます。

チリペッパー

唐辛子が原料のチリペッパー。余分なスパイスが入っていないため、辛味を調整したい時に役立ちます。チリペッパーを使う場合は、単品ではカレーらしい風味が再現できません。

ほかのスパイスと組み合わせましょう。

サフラン

サフランは、花のサフランの雄しべから採れるスパイスです。スペインやフランス料理などに使われています。ターメリックを想起させる鮮やかな黄色が特徴です。苦味はなく、アロマに使われるほどのさわやかな香りを持ちます。

製造に時間がかかるため、高価なスパイスとして知られています。サフランは、カレーの色味付けとしても使われているスパイスです。

しかし、大抵の場合は逆で、サフランの代用としてカレー粉が使われることが多いです。高価であるサフランをカレー粉の代用にするかは人それぞれですが、カレーの色味付けに役立つことには変わりありません。

ほかの用途で使ったサフランが残っている場合には、活用してみるといいでしょう。

ミックススパイス

ミックススパイスとは、クローブやハーブ、ナツメグなどをブレンドした香辛料のことです。シーズニングスパイスと呼ばれることもあります。

ミックススパイスとカレー粉に含まれている香辛料は似ているため、代用にできます。

クローブ

クローブは、五香粉やガラムマサラなどに含まれるスパイスです。甘い香りとスパイシーな風味が特徴です。ポトフやシチューなどの煮込み料理によく使われています。

さまざまなスパイスにブレンドされたクローブは、単品でもカレー粉の代用になります。

ただし、香りが強いため、少量から調整して使いましょう。ほかのスパイスと一緒に使うことで、香りをおさえて、まろやかな風味に仕上げられます。

カルダモン

カルダモンは、ショウガ科のスパイスです。さわやかな香りの中に、辛味と苦味を兼ね備えています。カレー粉を含む、さまざまな食品の原料に使われており、スパイスの女王といわれています。

カルダモンはカレー粉の代用にできますが、高価な点がネックです。代用にする際は、クミンやジンジャーなどを組み合わせて、風味をカレーに近づけましょう。

代用品を使ったカレー粉の作り方

カレールーの写真

カレー粉は自宅で作れます。材料さえあれば、作り終えるのに15分もかからないため、こだわりたい日に作ってみるのはいかがでしょうか。

スパイスや本記事で紹介した代用品でカレー粉を作る方法を解説します。

材料

カレー粉に必要な材料は次のとおりです。

  • ガーリック:小さじ1
  • クミン:小さじ2分の1
  • クローブ:小さじ2分の1
  • コリアンダー:小さじ2分の1
  • シナモン:小さじ2分の1
  • ブラックペッパー:小さじ2分の1 
  • ジンジャー:小さじ2分の1
  • カルダモン:小さじ3分の1
  • ターメリック:小さじ3分の1  
  • ローリエ:4分の1
  • オールスパイス:4分の1
  • チリペッパー:4分の1

カレー粉は、さまざまな風味や香りなどの特徴を持つ香辛料で作ります。自宅で作るカレー粉は自分好みの味に調整しやすいため、組み合わせに変化を加えて風味を楽しむのも1つです。たとえば、辛さのみを増したい人は、チリペッパーを4分の2にしてみてはいかがでしょうか。

鼻筋をスッととおり抜けるような風味を楽しみたい人は、ブラックペッパーの量を増やしてもよいでしょう。カレー粉を作るのに必要な材料の種類は多いですが、香辛料ごとの分量は少なくすみます。

そのため、一度材料をそろえてしまえば、手軽にさまざまな組み合わせを楽しめるでしょう。

作り方

カレー粉の作り方は次のとおりです。

  • フライパンにすべてのスパイスを入れて、焦がさないように炒める。
  • 完成。

風味やコクをさらに出したい人は、炒めたスパイスをタッパーに入れて、冷蔵庫で1か月ほど熟成させるのがおすすめです。熟成させている間は、定期的にタッパーを振ってスパイスを混ぜましょう。

熟成させることで、インド料理屋さんのような本格的なカレーに近い味わいを作れます。

カレー粉の代用品は風味・辛さ・見た目に気をつけて選ぶ

スパイスの写真

カレー粉にはさまざまな香辛料が含まれています。代用品として紹介したもの以外にも、次のスパイスがあげられます。

  • フェヌグリーク
  • ジンジャー
  • メース
  • マスタード

上記のスパイスは一部にすぎません。市販のカレー粉には、計20〜30種類の香辛料が含まれています。

つまり、カレー粉を作ろうと思ったら、選べるスパイスはかなり多いです。そのなかでバランスのよい組み合わせを選ぶ際は、風味・辛さ・見た目に気をつける必要があります。

例えば、ガラムマサラを使ったとしても、ターメリックがなければカレーの黄色っぽさを表現できません。今回紹介したレシピを参考にした上で、風味・辛さ・見た目のバランスを取りながら、香辛料を組み合わせるのがおすすめです。

カレー粉の代用品が自宅にない時は『袋麺』を使うのもあり

棚に並んだインスタント麺の写真

代用品が自宅にないなら、スーパーまでカレー粉を買いに行く必要があります。しかし、買い出しは面倒だったり、すでにお店が開いていなかったりすることもあるでしょう。

そんな時に活躍するのが、カレーラーメンやカレーうどんの袋麺に入った調味料。袋麺の調味料は分けられているため、カレー粉を使う料理にまぶすことで、求めている味を表現できることがあります。

ただし、カレーうどんの袋麺に入った調味料は、和風だしが効いていることが多いため注意しましょう。カレーうどんに入った袋麺をそのまま使うと、和風のカレーになってしまいます。その場合は、塩やジンジャー、コショウなどを加えつつ味を調整しましょう。

袋麺の粉を使いつつ、自宅にあるスパイスを組み合わせてみると、カレー粉に近いものが作れます。

代用品でカレー粉とは違った風味を楽しむのもあり

カレー粉の写真

カレー粉の代用品を14種類紹介しました。いずれも単品では特徴が異なるため、組み合わせて使うことがおすすめです。代用品によっては、1つで風味もしくは色をカレー粉を使った時の仕上がりに寄せられます。

代用品でカレー粉を作るレシピも紹介しているので、参考にしてください。自家製カレー粉にコクを出したいなら、時間はかかりますが、1か月ほど冷蔵庫で熟成させましょう。

また、スパイスごとの特徴を活かして、オリジナルのカレー粉を作るのも1つです。


[文・構成/grape編集部]

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